第15回目のインタビューは東京町田クラブ、クラブ長の渡邉優太さん
人見知りの自分に打ち勝った秘話を聞いてきました!
— 今日はよろしくお願いします。まず簡単に自己紹介からお願いします。
はい、東京町田クラブ、クラブ長を務めております。国士舘大学3年の渡邉優太です。よろしくお願いします。
- まず、最初はIVUSAについてきいていくね!まず、IVUSAに入った理由とかある?
大学にあまりサークルがなくて、なにか入りたいなーって思っていました。最初は本当に人見知りだったので、インカレに一人ではいって、切羽詰まれば動けるかなって(笑)。それが入ったきっかけですね。あと、4年間続けられるものがいいなって思ってて。ボランティアにも興味があって。
ー 実際入ってみてどうだった?インカレはインカレだけど、こんなに大勢の人がいるとはって思わなかった?(笑)
最初に大勢の IVUSAの人たちに出会ったのは、報告会だったかな。結構いるなーって思ってて。やっぱりそこでも人見知りを発揮し、動けなかったな。
ー そんな人見知りだったのに、いまやもうクラブ長に!!なにがあったの(笑)人見知りを打破するきっかけとかあった??
追い込まれたら動ける自分がいて(笑)。一人で見知らぬ人ばかりのと場所ひに飛び込んでました。たとえば、研修に行く時も一人で行くようにして、研修先で友達を作るみたいな。そこで場数をふみましたね。それで徐々に人見知りとかも軽減されたんじゃないかと思います。
※町田クラブの様子
- なるほど。クラブ長になった理由とかは?
同期が6人しかいなくて、先輩もあまりいなくて、出なきゃいけないような雰囲気で(笑)。クラブのためにっていうわけじゃないけど、引っ込み思案なところもその立場に立てばなんとかなるかなって思って。「クラブのみんなのため」という理由でクラブ長になるとうまくいかなかったときに、僕はクラブのせいにしそう。それって結構ダサいなって思って。だから自分を変えたくてクラブ長になりました。
- じゃあクラブ長になるには、選挙に出ないといけないから、みんなの前に立って演説するとか緊張したんじゃない?
あーもうしっかり(笑)。脇汗が(笑)。
ー 選挙ではどんなこと話したの?
僕の前の演説が多摩クラブで、「居場所を作ってあげたい」とか「クラブのために」って公約をあげてて、ここで「自分のため」っていうのは違うかなって思ったけど、ここは本当のことを言いました。
ー 町田クラブはどんなクラブ??
クラブの人数自体が35人しかいないので比較的仲がいいと思います。夏プロもみんな参加するのでこれからに期待です!!
- どんなクラブにしたいとかある?
認知度があんまり高くないかなっていうのがあって。クラブ長がこんなのだから(笑)。
ー いやいやいや!
PTとかで参加する子も去年までは少なかったです。今年からは役員とか僕がPTでやるからこそ得られるものがあるっていうことを2年生には言ってて。町田クラブを知ってもらうたいから広報活動のためにもPTをやってほしい、と言っています。
ー おー、また新たな戦略だね。それを素直に引き受けてくれて嬉しいね。
去年の夏プロで僕が役職持たずに参加して、居場所が本当になくて。僕が2年生から入会した新規会員みたいに思われていたんじゃないかな。すごく悲しくなっちゃって。だからこそ、自分が物足りなさを感じてしまったから、2年生にはPTを勧めました。
ー みんなが活躍して、町田クラブをアピールできたらいいね。
そうですね。みんなに町田クラブを知ってもらいたいです。
ー クラブ長の任期が始まって4ヶ月ぐらいたつけど、何か大変だったことはあった?
去年、僕は全然運営に関わったことがなくて、無知もままクラブ長になって、何をすればいいかわからなかった時期もありました。町田クラブは少人数のクラブなので、他の少人数のクラブ長である大島隼人さんに相談したり、アドバイスもらいながらなんとかここまできました。
ー そうなんだ!
もう全然わかんなかった!クラブ費とかあったんだ!ってかんじで(笑)。
ー このIVUSA TIMESを読んでくれているクラブ員にメッセージをどうぞ!
プロジェクトとかは町田クラブを前面にだして、頑張っていってほしいし、ぜひ、クラブ会や地域事業にも積極的に参加してほしいな!
ー じゃあIVUSA TIMESでもガンガン町田クラブを推していきましょう(笑)プロジェクトは今までどんなところにいったの?
初プロが九十九里で災害2つ、気仙沼、熊野にいったよ。
※写真:三重県熊野市熊野大花火大会活性化活動。詳しくはこちら。
ー その中で印象に残っているものはある?
伊豆の災害救援ですね。伊豆の災害をニュースで知って、派遣があるのかなって思っていたら、先輩から誘われたので行ってきました。行ってみたら全然時間が足りなくって。何もできてないことはないですし、無力だとは思わないですけど、自分の中で悔しさは残りましたね。
ー 災害先で作業するときに、心がけていたことはありましたか?
伺ったお宅の奥さんは、学生が来てくれたことで喜んでくれていました。被災されている方を目の前にしているんですけど、明るさをもってやることで、元気も与えに行くということも大事かなって思っていました。僕は当時1年生だったんだけど、泥を掃いたりすることだけがボランティアじゃない、と学びました。
ー 私生活のことも聞いていきたいな!大学入る前まで何をしていたの?
小さい時から高校の時まで野球をずっとしていました。野球選手を目指して頑張っていましたね。甲子園を目指す球児でした。もちろん坊主で(笑)。
ー へえー!そうなんだ!なんで野球始めたの?
小学校1年生のときから始めたんですけど、マンションの1階に野球チームに入っている友達のお兄ちゃんがいて、誘われたからやり始めました。
ー そこからずっと続けていたの?
そうだね!12年間ぐらい。
ー 長いね!!今は大学で野球とかはしていないの?
全然してない。観戦とかもやりたくなるから見ないかな(笑)。
※野球部でキャッチャーをしていた渡邉くん
ー 12年間してきて、やめようと思ったことはないの?
ないなあ。勝つことが嬉しかった。監督に怒られることもあったけど、学べることもたくさんあった。実は1回全国大会に出たことがあるんですよ!!
ー すごい!!!いつ?
中学1年生のときです。自慢になっちゃうんだけど、全国大会のときに現在日本ハムで活躍している大谷選手と戦ったんですよ。当時からボールは速かったです。僕は打てなかったんだけど、大谷選手のいるチームに勝ちました!
ー えーすごいね!!!大学に入って野球をやろうとは思わなかったの?
高校入るまでは絶対野球選手になるんだって思っていました。でも、高校に入ってからは理想と現実は違うってことを思い知らされましたね。試合に出るのに必死で。試合には出させてもらっていたんですけど、きついなって思って。これじゃあ飯食っていけないなって思ってやめました。
ー 高校まで野球をがっつりやっていたけど、今は全く違うことをしてきてるよね。いま、将来何かしたいことある?
最後の大会の前に部室に泥棒が入って、たまたま僕のものが盗まれてしまったんですよ。使い終わった練習着を盗まれて(笑)。もの好きもいるな〜って(笑)。その時に警察にお世話になりました。警察官と話していて、警察官って直接人を助けてあげることができる仕事だなって思って。野球選手の夢も諦めたところだったので、俺も警察官になりたいって思うようになりました。今はそれに向けて勉強をしています。
ー そうなんだ!!じゃあ今は休みの日も勉強しているの??
そうですね。でも、なんせ勉強をいままでやってきていなかったので、集中が長続きしないんですよね(笑)。だから、モチベーションが上がるドラゴン桜みています(笑)。あと最近、警視庁の説明会に行ってきてモチベーションは高いです!!
ー 頑張ってください!!最後に渡邉くんにとってIVUSAとは?
好きな言葉のひとつに「花よりも花を咲かせる土になれ」ていう言葉があります。これってIVUSAに当てはまるんじゃないかな。IVUSAは人のため、地域のためっていう想いから成り立っていると思うし、花を咲かせるには自分も栄養価のある土にならないといけないとですからね。IVUSAは自分も成長しつつ、人のために役立つところだと思います。
— すてきな言葉ですね。今日はありがとうございました。
インタビュアー、編集:川島宏美(日本大学3年)
カメラ:杉山祐希(日本大学3年)
〜編集後記〜
人見知りの自分を変えるために、あえて知らない人の多い場に踏み込んでいく姿がすばらしいな、と思いました。クラブ長と勉強の両立大変だと思いますが頑張ってほしいです!!