インタビュー第26弾は大阪茨木クラブ、クラブ長の村山耕大さん。
「庶民的なクラブ長」と言われた村山君の素顔に迫ります!!
ー 今日はよろしくお願いします。まず自己紹介からよろしくお願いします。
はい。立命館大学3年生、大阪茨木クラブのクラブ長をしています。村山耕大といいます。よろしくお願いします。
ー お願いします。さっそくなんですけど…タメだからタメ口にしていいかな?(笑)。
全然!緊張しているからそっちの方が嬉しい(笑)。
ー リラックスしてください(笑)。IVUSAに入ったきっかけとかある?
自分は宮城の出身で東日本大震災を高校の時に経験してたから、災害系のボランティアがしたかった。あと地方出身で全然友達がいなかったんだ。だから、3000人いる団体入ったら友達できると思って気づいたら入ってました。
ー 宮城出身なんだ。関西の人かと思ってた(笑)関西弁だよね?(笑)
そう、染まっちゃったんだよ(笑)
ー じゃあ宮城弁と関西弁と標準語を使い分けるんだ!トリリンガルじゃん!
自分すげえな!(笑)。
ー 今まで行ったプロジェクトとか災害が多いのかな?
災害救援とかはバイトとかが忙しい時期でいけてない時もあって。災害救援はいけてないけど、防災系の活動はたくさん参加したかな。
ー 防災系というと?
去年の春プロの世界防災会議っていうプロジェクトのサブリーダーさせていただきました。(※1)あとクラブでも地域防災に力入れたりしている。まだまだこれからって段階だけどね。
(※1)世界防災会議。活動レポートはこちら。
ー 世界防災会議ってあんまり聞かないプロジェクトだけど、どんなことしたの?
国連が防災会議という今後10年間世界の防災の枠組みや行動宣言を決める会議を開催したんだ。前回は10年前に行われて、当時の行動宣言が期限が切れちゃったから、また新しいものを作るための会議だよ。あと、東日本大震災がその10年の間にあって、今一度防災について考え直すことも必要だったしね。でも、これまで開催された会議は専門家だけの会議で終わっていたんだ。今回はそれ以外の方も混ぜた会議にしたいよねっていうことで、世界防災会議の中に世界中の若者の意見を集める会議があったんだ。その中のコンテンツの一つに、日本の若者たちが防災について考えようというものがあって、それをIVUSAに任せていただきました。
ー すごいね。そんな大事なことを担っていたんだ。結構規模が大きい活動だったんだ。
参加人数は20人〜30人だったんだけど、日本中の若者は70〜80人集まって、世界中の若者も100人ぐらい集まってた。
ー 内容の濃いものだね。活動中、印象に残ったこととかある?
最後に世界の若者が集まる場で阿部首相の奥さんの昭恵さんが来てくださって、一緒にIVUSAポーズしていただきました。Facebookで若者に元気をもらいましたって載せていただいて、すごく嬉しかったです。
ー それはすごいね!!防災以外だとどんな活動に参加した?
僕がよく言っているのは4本柱に属さないその他の沖縄戦没者遺骨収集活動だね。(※2)今年も行こうかと思っているから3年連続になるかな。
(※2)沖縄戦没者遺骨収集活動。活動レポートはこちら。
- 3年連続参加するほどの魅力ってなんだろう?
戦争についてこんなに考えさせられるプロジェクトはないなって思っているよ。個人的にはボランティア半分、ワークショップが半分っていう認識なんだ。戦争についていろんな角度の考え方を発見したし、普段学べないようなことも学べた。単純に遺骨収集のボランティアも重要だって感じたよ。
ー そうなんだ。私の友達も参加してて、事前の勉強が大事って聞いたよ。
そうなんだよね。僕が1年生のとき、活動前にレポートを提出させられたんだ。当時は、そんな活動ある?!って思った(笑)。でも、実際行ってみて自分の考えと知識をもつことの重要性を理解したし、本気で向き合っていかないといけないものだなって感じたよ。
ー なかなか考えるきっかけとかはないもんね。ところで、現在、大阪茨木クラブのクラブ長ということですが、どんな感じですか?
いやー、クラブ長って難しいね。
ー 今までそうやって人をまとめたり、リーダーとかしてきたの?
そうだね、小学校のときからザ優等生キャラみたいな感じだったから、◯◯委員長とかやってたかな。中学校もそんな感じで、高校の時も部活で補欠のまとめ役みたいなのをやってきたかな。
ー 自然にその流れで、クラブ長っていうクラブをまとめることをやりたいって思ってたの?
クラブをまとめたいっていうより、春プロや夏プロだけじゃなくてクラブという単位で地元とかに向けたボランティア活動をしていきたいなって思ったことがキッカケかな。ボランティア団体って言っても、春プロと夏プロだけって単純にもったいないなって思って。
ー なるほど。現在、クラブは何人いるの?
今、約120人いるよ。思いの外、新歓が大成功して、90人も入ったんだよね!もともと総勢90人のクラブを想定していたから、大成功して120人規模のクラブになったんだ。嬉しいけど、回していくのは大変だね。役員には頭が上がらないことがいっぱいで、バタバタしながらここまできました。
ー 後輩いっぱい入ってきたら雰囲気とかも変わってくるよね!
キャンパスが移転したから、衣笠クラブとBKCクラブの1学部ずつが集まった新しいクラブなんだ。今年どんな雰囲気になるんだろうって未知な状態だった。今はすごく“わちゃわちゃ”している状態だね。良くも悪くもうちのクラブは色っていうか、こういうクラブっていうのはまだ固まっていないかなっていうのがある。それもうちの良さだったりするのかなって思うよ。2年目、3年目ってこれからうちのクラブの色を見つけてもらえたらなって思います。
ー クラブのみんなにメッセージとかある?
振り返ると、割と厳しいことを後輩に言ってきたこともあるし、先輩から厳しい言葉でご指導いただいたこともあったなあ。1年目のクラブっていうことで難しいところもあると思うけど、僕はこのクラブが1番好き。これから2年目3年目って茨木クラブの名前が有名になるように頑張ってください。いや、一緒に頑張っていきましょう!
ー 頑張ってください!!
あと、クラブ長なのに、みんなすぐいじってくる(笑)。役員の子から「おまえは日本一、庶民的なクラブ長だ」って言われた(笑)。
ー 身近な存在なんだね(笑)。いいことだと思う!クラブ長になってから変わったことってある?
今までまとめ役はやってきたんだけど、まとめるだけじゃだめだなって思ったよ。まとめることも大事だけど、うちのクラブが地域にどういう影響を与えることができるのか、IVUSAっていう団体が社会にどういう影響が与えれるのかっていう、内だけじゃなくて外も見なくちゃいけない。そういう点が今までのまとめ役と違うところだなっていうのがあって。これを今年1年すごく学んだ。
ー 客観的にならないといけないから、難しそう。普段、意識していることってある?
将来、後悔しないように生きているということかな。浪人生活までの19年間は今振り返ると後悔することが多かった。あの時ああしとけば良かったなあとかって思うことが多くて。だから、大学デビューとかじゃないけど、いろいろ思い切ってやろうっていうのは大学入ったときから決めていた。選択に立ち向かうときは、やらない後悔よりはやって後悔っていうのを心に留めているよ。
ー やらないで後悔するのは一番悔しいもんね。最近、休みの日は何しているの?
休みの日はめっちゃニートみたいなことしてる(笑)。友達と遊ぶこともあるけど、なかったら家に引きこもってる(笑)夕方までベッドから出なかったりするよ。アニメや漫画も好きだし。
ー 気が合いそうです(笑)。
そうなん?!漫画の数はIVUSA会員の中で1番持っているんじゃないかな。
ー そんなに?!
本棚1個パンパンにあって、それに入りきらない分をタンスにしまってる。
ー すごいね。あとで個人的にオススメの漫画を教えてください(笑)。では、最後の質問になりますが、村山君にとってIVUSAとは?
わぁ〜きた!(笑)。よく言っているのが、「自分を輝かせられる場所」っていうのを思っていて。自分のスキルとか考えを成長させられるのはもちろんなんだけど、これだけ個性を爆発させられる場所はなかなかない。さっきもちらっと話したけど大学デビューみたいなのもあって、公私共に楽しんでいる自分に出会えているのは本当に嬉しい。自分らしくいられる場所ってなかなかないからね。
ー IVUSAは個性的な人が多いもんね(笑)。高校までは悔いが残る人生だったって言っていたけど、今は充実してる?
そうだね。おかげさまで充実しています!!
— これからの活躍を期待しています!今日はありがとうございました。
インタビュアー:杉山佑希(日本大学3年)
カメラ、編集:川島宏美(日本大学3年)
【編集後記】
身長も大きくてガツガツしているのかなって思っていましたが、話してみるととても優しくて可愛らしい一面みることができ、ギャップの大きい取材となりました(笑)。1年目の大阪茨木クラブの基盤を作った村山くんのこれからの活躍と、茨木クラブの成長に期待したいです!!