今回のIVUSA TIMESは、明日(5月21日)世田谷区民会館にて行われる 国際ボランティア学生協会 東日本活動報告会2016 のマネージャーを務める、東洋大学3年柴田真由さんにお話を伺っていきます。報告会にかける情熱に注目です!
―ではまず、自己紹介をお願いします。
東日本活動報告会2016のプロジェクトマネージャーを務めます、東洋大学3年柴田真由です。
―お願いします。いよいよ活動報告会の時期がやってきましたね!というわけで、まずは柴田さんについてお聞きしていきます。IVUSAに入ったきっかけを教えてください。
中学3年生の時、東日本大震災を地元の宮城県で体験しました。当時からボランティアを通して「地元の力になりたいな」と思っていたんだ。それで、大学に入学してからも色々な団体を探しているとき、IVUSAの説明会で同じ宮城出身の先輩と出会って話した震災当時の話にとても共感しちゃって。他の団体探すことが面倒なのもあって、その縁でIVUSAに入りました。。
―高校生の時はなにかボランティアはしていましたか?
高校の時は、「特別進学コース」というひたすら勉強をするコースだったから、ボランティアどころか部活も禁止でした。
―随分厳しいね・・・。今までどんな活動に参加しましたか?
常総の水害の災害救援活動には行きました。それからオオバナ、関川の大したもん蛇祭り、インドにも。色々行っています。
活動中の柴田さん。
―地元の宮城には、ボランティアでは帰ってないの?
去年の夏の山元町の活動(※1)に1度参加しました。山元町には高校時代の友達が住んでいて、その分他のIVUSAの活動よりも身近な感じだった。地元にボランティアで帰ってくるって少し不思議な体験でした(笑)。
(※1)宮城県山元町復興支援活動。活動レポートはこちら
―地元での活動からインドでの活動まで、色んな活動に参加していると思いますが、その中で一番印象に残った活動はなんですか?
印象に残っているのは、自分が変わるきっかけになった1年生の夏に参加したオオバナの活動かな。私は元々とても人見知りで、それまでに行った活動では先輩から話しかけられるのを待っていたし、活動先の方々ともコミュニケーションとるような隊員ではなかったの。でもいやこれじゃダメだと思って、オオバナに行ったときはコミュニケーションを自分から取りに行くように心がけで活動しました。そうしたら、それから色々な人に話しかけに行けるようになりました。
―心がけって大切だよね。その前に行った活動で自分の弱点としっかり向き合って、それを改善するように努力する姿勢が素敵ですよね。
いやいや、ありがとうございます(笑)。
ー次の質問です。今クラブでは学生役員も務めていらっしゃいますが、クラブでの活動で苦労した事ありますか?
あるよ。クラブの人たちはとてもいい人たちだけど、喧嘩もしたことあるし。
―ははは(笑)。喧嘩することもあるよね。それはいつごろの話?
去年私はクラブの新歓リーダーを任されていて、その時に同期の人と色んな事でぶつかったな。新歓の期間も後半に入ってくると目標の数の新入生が入ってくれなかったり、2年生になると勉強の方が忙しくなってくる人も多くて、なかなかみんなが1つにまとまらない状況が続いて。
―1年前の新歓ですか。ちょうど今同じ悩みを持つ後輩も多いかもね。
うん。とにかく私はサブリーダーの人といつもぶつかっていたな。同期の雰囲気をなんとかして変えたくて必死でした。
東京白山クラブのみなさん。
―衝突したほうが、いいもの生まれたりするよね。災害救援にも、インドにも行って、新歓のリーダーまでやられている柴田さんは、IVUSAでの経験はかなりある方みたいですね。そんな柴田さんが今回務めるのが、東日本活動報告会のマネージャーというわけですね。
はい!
―そもそも活動報告会とは、どういったものなのでしょうか?
活動報告会は、IVUSAが去年1年間してきた主な活動を社会に対して報告する場です。IVUSAはNPO法人なので、NPO法人としてやらなければいけないことでもありますし、社会的なインパクトを与えられるツールだと思います。簡単に言うと「IVUSAとはこういう団体です」って知ってもらうための会です。
―そうなんですね。今までマネージャーとして何をやってこられましたか?
基本的にやらなければならない業務面はサブマネージャーを中心にやってくれるので、私はあまり関わりません。ただ、報告会全体をどうデザインしていくかを、様々なセクションの動き見ながら考えて、アドバイスなどをしてきました。
―全体のマネジメントということですね。結構難しいですよね。
難しい!すごく難しいです。クラブの新歓リーダーとは全く規模も責任も違うので、難しいですが、自分がどこまでやれるか楽しみな気持ちでマネージャーやっています。
―そもそも、柴田さんはなぜ報告会のマネージャーになろうと思ったのですか?
正直、去年初めて報告会(※2)行くまで私の中では、報告会は硬いイメージがあったし、興味もなかったです。1年生の時も新歓で「報告会行こう!」って誘われたけど、寝坊して行けなかった(笑)。だけど、去年初めて行ったときに、同期のみんなが報告者やCMT劇を作り上げている中で、すごく感動してしまって。純粋に「報告会ってすごいな!」って思った。それが一番のきっかけだと思います。
(※2)去年の東日本活動報告会の活動レポートはこちら
―去年の報告会で心が動かされたんだね!その時から報告会のマネージャーやりたいって思っていた?
全然思ってなかったよ!去年はクラブのマネージャーを目指していて、去年12月に行われた選挙にもクラブマネージャー候補として出馬しました。結果はクラブマネージャーにはなれませんでしたが、その後何人かの同期と話していく中で、同期が色々な場面で活躍する中で私もなにか大きなことがしたくて、この報告会のマネージャーを引き受けました。
―柴田さんが目指す報告会とはどんな報告会ですか?
今回のメインターゲットは新入生の皆さんですが、その新入生呼ぶのは既存生の人たちだと思います。だからまずは既存生の人に報告会に興味をもってほしい。既存生に興味を持ってもらうために、堅いイメージも大切にしつつ、面白い報告会にしたいと思っています。関東のIVUSA会員全員で何かひとつのことをやるのは、多分報告会くらいしか無いと思います。だから24期になって一番最初のイベントとしても、24期盛り上げるためにも、みんなでひとつになって面白い報告会を作りたいと思っています。
―そう聞くだけで楽しみになってきました(笑)。今回「新たなステージへ」というコンセプトを掲げているそうですが、どんな意図がありますか?
今回の報告会のコンセプトは「新たなステージへ」です。報告会に来て、「あっ、すごかった」だけで終わるのではなく、当日会場で報告を聞いて「あっ、こういうプロジェクト行ってみたいな!」とか、CMT劇を見て「来年CMT劇出たいな!」って思ってもらうことで、それぞれにとっての次のステージに進んでいけるようなきっかけになって欲しいという思いが込められています。
―来場される人に対してメッセージはありますか?
なんだろう…絶対、後悔はさせないって自信をもって言えます。だから、「行こうかな」って迷うなら、とりあえず来てほしい。「遅刻することになるから行けないや」とか「途中で抜けなきゃいけないから行けない」じゃなくて、本当に1分でもいい。ちょっとでもいいからあの空気を味わってほしいです。絶対最高のものにしますので。
―行かないとわからないあの臨場感は必見ですよね!こちらも楽しみになってきました!(笑)
いや~(笑)言ったらやらなきゃいけないからね!やって見せます。
―熱い宣言をありがとうございます。では一度報告会から離れて、柴田さんという人間に迫っていきます。趣味とか特技ってありますか?
なんだろうなぁ。サッカー観るのが好きかな。昔は地元のサッカーチームの試合によく行ったりしていました。最近の趣味は、まあ寝ることですけど。
ーサッカーいいよね!スポーツとかやってたの?
いや、中学では吹奏楽部だったし、高校時代は部活禁止だったし・・・。
―あ、そうでした(笑)。では、最後の質問になります。柴田真由さんにとってIVUSAとはなんでしょう?
私にとってIVUSAとは、「自分を見つめ直せる場所」。IVUSAって常に色々な人と関わるチャンスがあって、毎回絶対初対面の人がいる。その様々な人との関わりの中で、自分が何が好きで何が嫌いか、自分が何が得意で何が苦手なのか、そういうことがすごく明確になっていく。だからいるだけで自分の特徴がとてもよくわかってくる場所だと思います。
―それも仲間が沢山いるIVUSAだからこその魅力なのかもしれませんね。ということで、報告会マネージャーの柴田真由さんでした。報告会頑張ってください!
インタビュー・編集 山田 充 (日本大学3年)
カメラ 渡邉 茉理(神奈川大学3年)
~編集後記~
いよいよ明日に迫った報告会、真由さんの思い描く面白い報告会を期待しています!みなさんもぜひこの記事を読み合わせてから会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?