IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第41回「まだまだ探し続けます!」中山紗瑛さん

41回目のIVUSA TIMESは、今年から始まる新たな活動「印旛沼クリーン大作戦」のプロジェクトマネージャーである、東洋大学2年の中山紗瑛さんです。
 
 

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ー それではよろしくお願いします。ではまず自己紹介を!

 
はい、東京白山クラブ東洋大学2年の中山紗瑛と申します。
 
 

 

 
ー 最初にIVUSAに入ったきっかけを教えてください。
 
 はい。小学5年生の時にテレビでカンボジア学校建設のことを知りました。それからずっとボランティアをしたかったのですが、中学高校は他に部活やっていて時間がありませんでした。それで、やっと大学生になってからボランティアするぞって思った時に見つけたのがIVUSAでした。
 
 
ー 小5の時からボランティアに対する意識を持っていたんだね。今までどんな活動に参加したの?
 
 オオバナミズキンバイ除去活動と十日町の雪原カーニバルに参加してきました。
 
 
ー 今までIVUSATIMESで取材してきた方はプロジェクトの幹部が多かったのね。去年一般隊員としてプロジェクトに行ってみてどうだったか聞きたいな。
 
 楽しかったです!本当は利島に行きたかったけど抽選に落ちちゃったんですよ。それでオオバナにエントリーしました。関西の方ばかりだし関東からは50人くらいしか参加していなくて、その時はまだ友達もあんまりいないし、だから最初の頃は行きたくなかったんですよ。でも実際参加してみたらとても楽しくて(笑)。班は私以外みんな関西の方でしたが、班長さんが良い人で、班員も同期が多くてIVUSAに関係ない他愛もない話も弾んで本当に楽しかったです。また今年も行きたいです。
 
 
ー あとは雪原カーニバルに行ったんだよね?
 
はい。勉強会PT(プロジェクトチーム)として頑張りました!PTとして隊員のモチベーションを高めていくことは難しかったです。勉強会って事前に隊員が集まる貴重な時間だと思うんですね。だからこそ、その時に伝えたいことを上手く伝えるのに苦戦しました。
 
 
ー 話変わるけど、さえちゃんは去年の夢企画ワールドカップ(※1)で優勝したよね。そもそもどうして夢企画に出ようと思ったの?
 
 きっかけは6月のクラブ会でのグループワークです。班で身近な社会問題とその問題の解決方法を話し合って、発表しました。それが千葉県印旛沼の清掃作戦でした。私のいた班は、私も最初に「印旛沼」って言葉を発した子も、グループ長さんも千葉県民というものあり、話が具体的に進んでいきました。クラブ会で夢企画の案として発表して投票してもらい、夢企画ワールドカップの本戦に出ることになりました。千葉県庁にも夢企画の本選であるワールドカップ前に行ったんです。
 
(※1)夢企画ワールドカップとは、学生の想像力を活かし、社会に貢献したいという「夢」を具体的な企画立案までもっていく新規事業コンテストです。
 
 
ー すごい!優勝して事業化する前にも千葉県庁に行ってたんだね。
 
 そうです。県庁に行って印旛沼が今どうなってるのかを教えてもらっていたら、いつの間にか夢企画に夢中になってました。
 

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写真:夢企画W杯 

 
ー すごいね。そこまでこの企画に没頭できたのってなんでかな?
 
 夢企画自体に興味はあったと思うんですよね。あとは、一緒にやってきたもう一人の子も印旛沼は小学生の頃から知っていて、自分たちの地元の湖沼ですし、興味本位かな…(笑)。それに千葉県庁の河川環境課という印旛沼の環境保護を担当してる方も話に乗ってくれて、「頑張ってくださいね」と言ってくださってもっとワクワクしてきたんです。
 
 
ー 県庁の方もこの夢企画に乗り気になってくださったんだね。
 
 そうなんです!ちょうど印旛沼に生えてるナガエツルノゲイトウっていう外来性植物を県として調査的に除去し始めてた頃だったそうなんですよ。ちょうどやり始めた時に行ったので話も盛り上がれました。
 
 
ー ナイスタイミングだったんだね。夢企画ってすごいなあ。
 
 やっぱりここまで夢企画への道を作ってくれたのは先輩方が取り上げてくれてやってみない?って言ってくれたからだと思います。
 
 
ー ずっと頑張ってきたことが事業化するけれど、どんな気持ち?
 
 クラブ内での優勝、夢企画ワールドカップでの優勝、それと伝えることが目標ってやってきたので、ここまでくるとは思ってなくて、本当に想定外です。なので、自分の考えてきたものが活動になるのはワクワクしたり、組織を感じたり…。夏プロにも人を呼ぶためにはやっぱり5月の活動を成功させないとっていう不安もあります。でもやっぱり、やってきたものがちゃんと形になって5月の活動に60人も人が集まってくれて嬉しいです。
 

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写真:夢企画W杯の様子 
 
 
ー 活動はどんなことをするの?
 
 夏プロの前に1度、5月29日に白山クラブ主体の活動として他クラブも巻き込んで地元の人も巻き込んで、印旛沼につながる桑納川でナガエツルノゲイトウの除去活動をします。
 
 
ー 印旛沼じゃなくて印旛沼に水がつながる川からなんだね。
 
 はい。近くに水田とか畑もあってその外来性植物がそっちにまで繁殖していて農家さんも困ってるそうなので、まずはその川の清掃活動からします。
 
 
 
 
ー そうなんだ〜。
 
 活動場所がたくさんあるのでそれぞれが分かれて、胴長を着て水に入って抜く人、それを岸から陸にあげる人、乾かす人、ゴミ袋に詰める人、って感じです。
 
 
 
ー 外来性植物は根は張ってるの?
 
 岸に根がついててそこから生えていて、それが沼の方に向かって流れていくように繁殖しているんです。だから岸に生えてる根っこのところだけを切ればあとは浮いて沼に流れていくので。
 
 
ー あ〜!そうなんだ。岸にいっぱい生えてる根っこを切る人、切って流れてきたのを陸にあげる人がいるのね。
 
そうです。オオバナミズキンバイ除去活動に結構似ているので、今後はオオバナ経験者にもたくさん来て欲しいです。私もオオバナ行ったのでイメージがつきやすいです。
 
 
ー ちゃんと1年生の時の活動が生きてるんだね。次はさえちゃんのことについて聞いていきます。今IVUSA外で頑張ってることってある?
 
 やっぱり大学入ったからには勉強したいなって思っています。資格取りたいこれから勉強始めようかなって思ってます。
 
 

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ー 頑張ってね!さえちゃんは、これからIVUSAはどんな場所になってほしい?
 
 2年になるとすごい組織を感じます…(笑)。事業とかやってく上でもこうやらなくちゃいけないってことが多すぎて、それに囚われて、本当にやりたかったことへのワクワクが薄れていっちゃって。上の人に色々言われないようにと気にして楽しさを忘れて事業を進めてる時期が結構ありました。ある程度の緊張感は必要だと思うんですが、ワクワクとか楽しさがなくならないようにやっていければいいなって思います。
 
 
ー そうだよね。事業化するとなって多くの人を取り込む以上、責任もあるし少しのお堅さは必要だけど、学生だからこそのワクワク感も残したいよね。難しいね。
 
 はい。そのワクワクをいつも思い出させてくれたのが私の班長でした。夢企画に出る時もそうですが、もっと自分の言葉で話していいんじゃない?とか、そんなに先輩の言うことに囚われなくていいんじゃない?って原点に戻してくれたので。本当にいい班長です。本当にこんなにいい班長が近くにいて恵まれてるなって思います。
 
 
ー そうだよね。突然だけど、中学とか高校は部活なにしてたの?
 
 ダンスしてました。そんなバリバリ大会に出たりとかはしてないけど本当に楽しくダンスしてました(笑)。
 

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写真:右から3番目が紗瑛さん
  

 
ー 大学生になってからも踊ってるの?
 
 ダンスサークルの新歓に行きましたが結局入らなかったですね。
 
 
ー そうなんだ、踊りたくならない?
 
 なります!!(笑)
 
 
ー そうだよね。休日は何してることが多い?
 
 早めに目が覚めても布団の中でぬくぬくしてます。あとは、バイトです。それとおしゃべりが好きです(笑)。
 
 

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ー おお〜(笑)。将来は何かやりたいことはある?
 
 そうですね、やっぱり法学部にいるので、裁判官とか弁護士とかにはならなくてもどっかで今勉強していることを生かせる仕事に就きたいとは思ってます。
 
 
ー じゃあ今の学部の勉強楽しいんだね。
 
 はい!法律楽しいです!
 
 
ー いいね。それでは最後に、さえちゃんにとってIVUSAとは?
 
 「まだまだ探し続けます」です!!
 
 
ー 新しい!探し続けるだけIVUSAは広いってことだね。
 
 そうですね、今これだって決めたくないなと思って。
 
 

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ー いいね。それでは、印旛沼クリーン大作戦、頑張ってね。ありがとうございました。
 
 ありがとうございました!
 
 
 
 
インタビュー、編集:渡邊茉理(神奈川大学3年)
カメラ:山田充(日本大学3年)          
 
 
 
〜編集後記〜
 
 
26期からはさえちゃんが初めてのインビューでした。2年生とは思えない落ち着きと大人っぽさがとても魅力的でした。これからもワクワクと探究心をなくさずに活躍していってほしいです!