IVUSA TIMES

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第45回「諦めなければ何でもできる」佐藤真さん

インタビュー第45弾は、明日から始まる「熊野大花火大会活性化活動」のマネージャーである佐藤真さんです!!!熊野への熱い想いを伺ってきました!






― 今日は宜しくお願いします。まず初めに自己紹介をお願いします。
 
龍谷大学京都深草クラブ4年の佐藤真です。よろしくお願いします。


― まず、IVUSAに入ったきっかけを教えてください。


 一番大きい理由は人としゃべるのがめちゃめちゃ好きだということです。あとは東日本大震災のTVの映像に影響を受けて、大学ではボランティアをしたいと思いました。


― それでは震災に対する活動には行かれたのですか?
 
 東日本大震災ではないですが、他の災害救援活動に行きました。


― そうなんですね。他にはどんな活動に行ってきましたか?

 夏は毎年熊野大花火大会活性化活動と、2年3年のとき琵琶湖オオバナミズキンバイ除去作戦活動に行っていて、春の1年生の時にカナダ海洋漂着瓦礫清掃活動、2年生の時に福岡県星野村活性化活動、3年生の時に京都府阿蘇海環境づくり活動に行きました。



― そもそも熊野大花火大会活性化活動に行こうと思ったきっかけは何ですか?

 きっかけは正直、俺が所属する深草クラブの班長が行くって言ったのが1つと、周りの同期が行くって言ったのがもう1つ。この2つだけです(笑)



写真:1年生のときの真さん



― この2つだけのきっかけで毎年行くようになるのはすごいですね!熊野大花火大会活性化活動はどんな活動ですか?

 熊野大花火大会の運営の補助をします。事前には会場設営と有料浜席の設置などで、花火大会当日は230人が約40現場に分かれて活動する。現場は8人のところもあれば、2人の現場もあって、みんながそれぞれ自分がどんな風に動いたらいいかを考えることが求められるかなと思います。



写真:2年生のときの真さん



― どうしてこの活動は始まったんですか?

 もともとは地域活性化ではなく災害救援の活動から始まりました。IVUSAは2011年の台風被害で6回災害救援活動として訪れていて、そのあとその台風で流れていった木材とかが浜まで流れていったのを回収するお手伝いに大学生が行ったんです。その時に地元の方々から熊野大花火大会を観るよう誘われて、それから最初は少ない人数だったんだけど花火大会のお手伝いをするようになり、今年で5年目になりました。


― 今回リーダーやられるということで、なぜやろうと思ったのですか?

 俺が一番できると思ったからです(笑)。IVUSAの中で幹部やクラブ長やっていたわけでもないし、災害めちゃめちゃ行っているわけでもないし、成果出していないし、能力もないかなと思います。けど「熊野大花火大会活性化活動」に関しては、経験もあると思っているし、想いもある。去年ロジスティクスマネージャーをやったんですが、業務に追われて隊中ずっと、「楽しめてるのかな」かつ「何もできてないな」と思ってしまって、自分らしさを発揮できないままエンディングを迎え、活動の最後に浜でみんなの前でしゃべるんだけどただ悔しくてその涙を流しまくっていた。でもそのまま終わるの嫌やと思って今年プロジェクトマネージャーをやりました。



写真:3年生のときの真さん



― そうなんですね。今回そういう悔しい思いがあってのマネージャーですが、どんな隊にしたいですか?

 みんなが去年の自分みたいな悔しい思いで活動を終えることがないようにしたいです。全員が最後に熊野来て良かったな、この隊来て良かったなと思ってもらって笑顔で終わること目指しています。そのためにどうするかというと、『妥協しない』ということを常に続けていきたいです。それが積み重なっていく事で、最強の隊になり、目的というところにもしっかりコミットできるかという風に思っています。だから隊員には、活動を通してまだまだ自分たちもやったらできるんじゃないか、今まで諦めてきたけどもっとできることあるんじゃないかって感じてほしい。今回の活動だけでなく、色んな活動で自分からチャレンジしていくことができるような人になってもらいたいです。


― 活動の魅力を教えてください!

 暑さです。真夏だし、浜だし。影がないところにずっといるから、まあ暑いよね。それにメンバーも熱い。4年生も3年生も他のプロジェクトに比べたら比じゃないくらいたくさんいて、そういうやつらが強い目的と想いを持って参加してくれて、現に今も動いてくれている。だから目的達成はもちろん、隊員の満足度もとても高いと思う。


― 期待大ですね。熊野の活動は1年を通してありますよね。さっきは夏の活動の魅力でしたが、熊野に1年行き続ける魅力とは何でしょうか?

 やっぱり熊野の人の良さかな。あとは雰囲気。落ち着くし、時間を気にしなくていい感じがして、すごく穏やかな空気と、ゆっくりした時間が流れているなっていうのをすごく思う。あと浜は個人的なところかもしれないけど愛着があります。鬼ヶ城トンネルっていうのがあってそれを抜けたら熊野市なんだけど、抜けたら砂浜がバーって見える、その景色がすごく魅力的です。



写真:花火大会の会場である七里御浜



― 今までIVUSAについて話していただきましたが、高校時代の話も聞きたいなと思います。高校時代は何をしていらっしゃいましたか?

 高校は中学からやっていた陸上部に所属して、長距離やっていました。今はやっていないですけど。


― じゃあ大学入ってから結構体脂肪率増えましたよね?

 いや10%。夏になると普通に1桁になる(笑)。


― すごいです…。

 余談だけど、熊野のプロジェクト幹部で俺以外はみんな痩せるっていう目標がある。けど俺は逆で、何キロキープして終わるって言う(笑)。


― 頑張ってください(笑)。普段はどんなことをされているんですか?

 IVUSAの友達とゲームしながら、IVUSAの話とかします。どっちがメインなのかはわからん(笑)。ひとりの時は韓流ドラマ見ています。




― 韓流ドラマですか?意外な趣味ですね。

 日本のドラマよりも好きで、例えば、日本のドラマだったら主演が最初から死んだらあかんやん?だけど韓国ドラマって主演死んじゃうことがあったりするから面白いです(笑)。


― 韓流の話をされた方は初めてです(笑)再びIVUSAの話に戻っていきたいと思います。どうして4年生まで続けようと思ったんですか?

 2つです。熊野っていうところと、後輩。




― 熊野は予想していましたが、後輩はどうしてですか?

 後輩がめちゃくちゃ好きなんです。小中高のとき、野球、陸上、陸上なんやけど全部部長で。普通に後輩を成長させるのは当たり前かな、っていう感覚の元、大学に入って、IVUSAの「人を成長させて自分が得る」が加わり、なお後輩を見るということに拍車がかかった。で、深草クラブは結構後輩を成長させようと頑張ってるクラブなんやけど、自分が見ていた後輩とかが、クラブやプロジェクトで活躍していたり、頑張っているっていう話を聞くと、すごく嬉しいです。


― 自分じゃなくても、後輩が活躍するのが嬉しいんですね。ではIVUSAを続けてきて良かったことや大変だったことはありますか?

 いっぱいあります(笑)。活動の参加費とかでお金が無くなったり、IVUSA以外のところに時間を当てられなくなるとか。頑張ろうって思ったら業務増えるし、しんどいよ。だけど、そう思っても頑張り続けたあとの達成感だったり、そういう達成感があるからこそ発揮できるものがあるなって感じる。成果が出たときとか、真さんありがとうございますって言われただけで、やってよかったって思います。


― 逆に先輩から影響されたことはありませんか?

 それ絶対聞かれると思った。1年生の時初プロジェクトで熊野大花火大会に行き、その班がすごく変わった先輩がいたんですよ。Skypeも班のLINEも全然出てこなくて、いきなり変顔の写真LINEに載せたりして、ちょっと意味わからない先輩で(笑)。でも活動行ったら、トランシーバー持って、全体に指示出してるし、かっこよかったんです。その時の影響もあってか、その先輩がやっていた当日作戦っていうのを自分が次の年にやって、その次の年当日作戦の統括とロジマネをしました。その先輩に活動の時に無茶ぶりはされたけど、やることやっていてすごい人だったから尊敬はしていたよ。その後もよくしてもらいましたし。



写真:活動の様子



― 影響受けていますね。

 うん。その1年の時の熊野の班長からも影響受けました。その人がいて、熊野の活動に参加して良かったなって思えたし、4年間熊野に携わってきてマネージャーまで行ったって言う感じかな。ちなみに今回の熊野隊に誘っていて、来てもらえそうなんだよね。本当に来ていただけたらほんまに嬉しいですね。


― 来ていただけるといいですね。それでは最後に、あなたにとってIVUSAとは?

 「諦めなければ何でもできるということを教えてくれた場所」です。限界は基本的に自分で決めているのであって、それを振り切ったらもっとできるやんってことを代々先輩から言われてきたからこの言葉にしました。


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ー 今日はお忙しいところ、ありがとうございました!





インタビュー・編集:長谷川 千尋(日本大学2年)
カメラ   :山田 充(日本大学3年)
編集    :渡邊茉理(神奈川大学3年)








〜編集後記〜
熊野についてだったら、ずっと語っていそうなくらい熱く語っていただきました。真さん率いる230人の熱い隊がどんな活動をするのか楽しみです。趣味の話は意外でしたが、聞けて面白かったです!(ちひろ)