IVUSA TIMES

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第67回 「最高の遊び場」 竹中諒さん

第67回のIVUSA TIMESは総合企画部広報部の副部長、神奈川白楽クラブ神奈川大学4年の竹中諒さんです。IVUSAの中でも『動画職人』として有名な竹中さん。なぜ竹中さんは動画作りにのめり込んだのでしょうか?わくわくする内容となっていますよ!ぜひご覧ください!

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ーまず、自己紹介をお願いします。

 神奈川大学神奈川白楽クラブ4年の竹中諒です。みんなにはたけりょーって呼ばれてます。




—早速ですが、たけりょーさんと言ったら動画の感じがみなさんされてると思うんですね。なぜ動画を作るようになったのか、そのきっかけって何ですかね。

 中学生の時に友達から「すごい面白い番組があるからちょっと見て欲しい。」って勧められて、それが北海道の超人気番組「水曜どうでしょう」だったんだよね。そこで、自分もこういう番組みたいなことをしたいなと思って、友達と、「どうでしょう」みたいなことを企画してカメラを持って色んな場所でロケやって、それを自分家のパソコンの編集ソフトで編集をしたのが最初かな。


—確かにたけりょーさんの動画は「水曜どうでしょう」を感じさせるときがありますね。

 特にテロップとかそうだね。ああいうへなちょこな字体を使うとか。


—ほうほう。これまでどういった動画を作ってきましたか?

 本当に色んな動画を作ってきたんだよね。言い出したらきりがないなあ。例えば高校生の時は、文化祭で映画を作ったり、軽音部で自分たちのライブを記録に残したくて、ライブ映像を編集してDVDにしたり。あとは、ライブの宣伝動画や「プロフェッショナル」風で部長のドキュメント動画作ったなぁ。IVUSA入ってからは、色々な活動の告知動画であったり、活動を振り返る思い出に浸ることのできる動画、学生代表選挙の公聴会の動画とか。あとは、学代・役員選挙当日にその場で撮影して編集して上映ってこともした。それと、すごい個人的な話をすると、自分の20歳の誕生日に色んな人にお世話になったという意味を込めて過去19年の人生を振り返るっていう動画も作った。自分で自分を祝っているような感じなんだけどね(笑)。


—いやー素晴らしいです。

 本当に自由に楽しくやってます。


—そんなたけりょーさんに聞きたい。動画を作る時に一番大事にしてきた気持ちとは?

 そうですね。一番大事にしていることは、映像を見てる人がどういう気持ちになるかを常に考えていて、これを見て元気づけてもらったりとか感動させるであったりとか、難しいけど行動を起こすであったりとか。動画ひとつで人の心って動かせるツールだなと思ってて。笑うもよし泣くもよしで様々な気持ちにさせることができるから、この動画を見たことによってどういう気持ちにさせるかっていうのは常に大事にしています。


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ーでも人の心を響かせるのって、なかなか難しいですよね。

ぶっちゃけた話をすると、最低限の構成は考えるだけで後は半分感覚でやってるところがあって。ていうのも、作っている最中にここああしようとかこうしようとか色々出てくるんですよね。


―それ宮崎駿と同じタイプですよ(笑)。描きながら物語を作り上げていくというみたいな。

ああ(笑)。そういった感覚がもっと他のところで活かせたらなあ(笑)。て思うんだけどね。勉強とか。動画作っている時はいつもそういう感覚を大事にしていますね。


―たけりょーさんは昨年度まで白楽クラブのグループ長として1年間活動されてましたよね。その中で1番楽しかったことは何ですかね?

一番楽しかったのはグループ会かな。ただ遊びをするだけじゃなくて、もっとIVUSAを自由に楽しく活用できるんだよってことを皆に伝えたかったという思いがあったんだ。確かに社会問題の解決と自己成長をしてもらうためには活動に行ってほしいという思いはある。実際白楽クラブを見ると、雰囲気が合わずに溶け込めなくて、中々顔を出しにくい子がいるんだよね。そういう子達にもっと楽しめるようなイベントがしたいと思って。そういった思いがグループ会という形になった感じだね。


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―僕もたけりょーグループの一員として参加しましたが、とても楽しかったですよ。

おおー(笑)。それは良かった。ハロウィンと学祭が見事に被っていたから、一か月遅れだけどハロウィンをしたくて、去年のグループ会で皆に仮装してもらったりしたね。参加条件は仮装。俺もドナルドに仮装したんだけれども、顔を絵の具で白く塗っちゃったから時間経つとひび割れしてきて顔が大変なことになってきて、「たけりょーさんそれはホラーですよ。」って言われたけどね(笑)。


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写真:たけりょーグループでのハロウィンの様子


―確かに皆ハロウィンできてなかったですし(笑)。ドナルドの衣装とか紙で手作りでしたよね。

そう。最初は布で作ろうとしたんだけど時間がなくて急きょ紙(笑)。実は今、そのハロウィンの動画も作っているんだ。3月くらいにもう1回ああいうイベントやりたいよね。


―良いですね。またできるのであればハロウィンやりたいです。

じゃあ考えよう。一緒にやろう。一応俺が主催ではあるけども、実際企画とか中身っていうのはどんどん皆が考えて好きにやってほしいなって思うんだよね。もちろん俺も「これやったら面白いんじゃないかな」っていう企画を思いつくんだけど、それだと相手からしたらただの受け身になるかもしれないから、そこはもっと皆やりたい企画があったら、それをやろうぜって思う。やりたいことやろうぜもっと(笑)。じゃなきゃ楽しくないもん。俺はやりたいことやってるからすげー楽しいんだよね。Tシャツ作ったりとか、グループ会でプロジェクトマッピング的なことやったりとか。


―やりましょう。やりたいことやるのは素晴らしいことですね。やはりグループ長になるとそういったこともしやすくなりますか?

そうだね(笑)。でも本当はもっと1年生の子でも、「こういうことやりたいんです!」って言ってきて、「おー良いじゃないか!それやろうぜ。」っていう流れが一番理想。なんでもかんでも上の人たちだけで盛り上がるとなると下の子は自分から意見言いにくくなるし、出ていきにくくなると思う。俺は1年生の頃からやりたいことあったら「これやりたいっす!」とは言ってきたかな。もっと自分からやってみてもいいんじゃないかな。


―来年度は4年生になって、どんなことをしていきたいですか?

 来年は本部の広報部で副本部長をやります。仕事内容としてはIVUSAがこういう活動をしているよっていうのを社会に発信するっていう役割を担っているんだ。わかりやすく言うとIVUSAと社会を繋ぐポジション。だから情報を発信してそれを見てくれた人達が「こういった団体があるんだ。」ってことを知ってもらうこともできるし、協力してみようかなって思ってくれる。結果も見えにくいし、これが本当に正しいのかっていうのも分からないところもある難しい部署なんだけどね。でも広報を何年かやってきて、そうやって自分たちのことを色々知ってもらうことも必要だし、活動先の人と信頼関係を築く意味でもすごく重要なポジションだから責任は大きいけれど、すごくやりがいのある楽しい仕事だなと思って僕はずっとやっています。


―なるほど。今までの動画制作が活かせるような役職ですね。

そうだね。動画作り始めたきっかけって本当に単にバラエティ番組の影響なんだけれども、IVUSA入ってまさかこんなにたくさん動画作るとは思わなかったし(笑)。しかも最近ちょっと業者化してきていて(笑)。「作っていただけませんか?」っていう連絡がたまに来るんだよね(笑)。それこそ視覚的な情報も必要だと思うから。写真一枚で伝わるものもあるけれど、やっぱり動画として動いているものがあったらさ、もっと情報って伝わりやすいんじゃないかな。


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写真:動画撮影の様子


―では最後に、たけりょーさんにとってIVUSAとは?

僕にとってのIVUSAは「最高の遊び場」だなと思います。なぜかというと色んな人と出会ってきて、とにかく考え方がたくさんあって、本気で取り組む人がたくさんいて刺激を受けたし、そこで色んなこと学んできて受け身じゃダメだなって思って。IVUSAってすごいしっかりした組織だから決まりであったり目的であったり、本部の人や事務局の人から情報がボンボン下りてくる。だから「こういうことしますーはいそうですかー」みたいに、どうしても組織の構造上受け身になりがちなんだよね。だけどそれをなんでもかんでも鵜呑みにするんじゃなくて違うと思ったものは違うって言うべきだし、変えられるものは自分で変えなきゃいけないなってIVUSAに入って強く感じましたね。もちろん、もっとこうしたほうが良いなってことや、こういうことしたいなってところは枠にはまらないで、もっと好きに活動するべきだし、色んな人がいて色んな考え方があるからこそ自分が好きに自由に活動することで、「最高の遊び場」になるんじゃないかなって思います。


―さまざまな価値観に自分から飛び込んでみるからこそ「最高の遊び場」になるか…なるほど、感服しました。今日はありがとうございました。


<最後に!>
たけりょーさんがIVUSA TIMESのPR動画を制作してくださいました。
IVUSA TIMESの制作過程を知ることができる動画になっていますよ。こちらからぜひご覧ください!
youtu.be


インタビュー・編集:髙橋諒(神奈川大学2年)
カメラ:清野姫史(神奈川大学3年)


〜編集後記〜
私自身初めての取材でした。普段からお世話になっている竹中諒さんを取材できたのもあって、あまり緊張すぎずにできましたね。これからも編集員駆け出しの髙橋諒をよろしくお願いします。(髙橋)