IVUSA TIMES

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第69回「自分を変えられる場所」 立田直人さん

第69回目のIVUSATIMESは、今年の春合宿リーダーを務めた東大阪クラブ近畿大学3年の立田直人さんです。今年の東大阪クラブのクラブマネージャーを行う他、様々な場所で活躍する立田くん。彼はIVUSAでどのように自分を変えていったのでしょうか。クラブ員へのメッセージもあるので、東大阪クラブの人は必見ですよ!!

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-まず自己紹介をお願いします。

近畿大学東大阪クラブ3年生の立田直人です。よろしくお願いします。


-お願いします。今回は西日本春合宿①のマネージャーとして取材させてもらうんやけど、まず初めに、そもそも春合宿とは何なのかを説明してもらいたいです。

 はい。春合宿っていうのは、これからIVUSAで自分がどう活躍していくのかを考え、活躍できる場を作るためにある合宿です。簡単に言うと、お客様から仲間として共に活動していくための場所です。


-そんな春合宿でリーダーをしようと思った理由は何ですか?

 そうですね、元々春合宿に対して1年生の時から思い入れがあったんやけど、3年生になってクラブマネージャーっていう役職をやらしてもらっていて、今年1年「挑戦」っていうのを掲げているってところで、自分自身上に立つ経験をこれまであまりしてきたことがないし、250人っていう大人数をまとめるのも初めてやったから、自分の中で一歩挑戦してみようかなって思ったのがきっかけですね。


-春合宿の準備期間で、250人をまとめることの大変さを感じたことはあった?

 参加してくれる新規生の人は、IVUSAってどんなことをしているのかを知らない状態やから、移動時間や、それぞれのワークとか研修にかかる時間も変わってきて、そういった、新規生にとっても上手く二日間が過ごせるようなスケジュールを組むっていう部分が一番苦労したかな。
 他にも、今回班長をやってくれた人もあんまりプロジェクトとかで班長をしたことがない人が多くて、俺もマネージャーやるなんて初めてやし、全てが初めてっていうところで具体的なイメージが湧かなかったから、そこが凄く苦労した点かなって思います。


-なるほど。そういった苦労もあった中で、今年の春合宿の一番の魅力って何でしたか?

 1番は仲間を知れるっていう部分で、250人の仲間を知れて、その仲間と一緒にこれからIVUSAでどんな活動を自分たちがしていくのかっていう、そういうきっかけを作れるところが1番の魅力かな。
 今回の春合宿は「挑戦への一歩」っていうのを掲げていて、参加してくれた人全員が来て良かったって思えるようなものにしたかったから、参加者全員にとって、これから夏プロとか春プロとかで挑戦する、まず初めの一歩を踏み出すきっかけていうのを作りたかったし、それができる場所っていうのが一番の魅力ですね。


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-「春合宿は、新入生にこれからIVUSAでやっていく中での挑戦のきっかけにしてほしい」ってさっき言ってたけど、春合宿では具体的にどんなことをしましたか?

 そうですね。今回は、マネジメント研修とかCMT研修っていうプロジェクトに行くために必要な研修に加えて、IVUSAがこれまでどんなことをしてきたのかっていう過去を振り返るワークや実際にプロジェクトってどういう風に動かされているのかっていうのを知る段取りに関するワーク、これから自分たちがどう活躍していくかどう動いていったら良いのかを知れる内容のものが多かったのかなって気はしています。
 もちろん研修やワークだけではなくて、一番は仲間を知れる場を作りたかったから、そういう仲間を知れるための楽しい企画もしたので、楽しんでもらえたかなと思います。


-今期、東大阪クラブのクラブマネージャーをやっているけど、春合宿のリーダーを経験して、普段クラブマネージャーとして活動してるのと違う点はあった?

 東大阪クラブは2年目で、去年の土台があるからこそまだ分かりやすい部分はあるし、クラブの仲間が好きやから残ってくれている子とか、現場が好きやから残ってくれている子とか、いろんな人がいるって状態でその人たちを1つにまとめあげるっていうのが凄く難しいけど、今まで一緒に戦ってきた同期とクラブを作っていくっていう点では、凄く良い点というか、自分の中でプラスなところやな。
 春合宿のマネージャーは一緒に春合宿を作ってくれている子も違うクラブってところで、その子も別のクラブの仕事があるし、逆にそこではIVUSAのこれまで自分が気付けなかった可能性とか魅力とかをどう生かしていったら良いのかっていう部分を気付けたかな。


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-なるほど。ではその春合宿を終えてみて、何か感じたことはありますか?

 春合宿終わってみて感じたことは、本当にマネージャーをやらしてもらえてよかったってことですかね。みんなが挑戦への一歩を踏み出そうと、仲間とともに頑張っていたところ、そしてそのために、作り手のみんなも必死で頑張ってくれて、本当により良いものになりました。頑張ってくれている仲間の姿を見て、1時間以上涙が止まらなかったようなこともありましたね…(笑)。今回この春合宿に関わってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。


-ありがとうございます。春合宿の話をたくさん聞けたところで、次に、東大阪クラブのことについて聞いていこうと思うのですが、まず東大阪クラブのクラブマネージャーになろうと思ったきっかけ、理由は何ですか?

 理由はクラブを変えたいと思ったのが元々のきっかけですね。2年生の時に新歓のリーダーをやらせてもらったんやけど、去年は東大阪クラブが新設されて1年目で、元々16人しかメンバーがいなくて、仲間と一緒に頑張って87人の仲間に増やせて、仲間ができたっていうのがまず自分の中でデカかったです。
 その仲間とこれから一緒にやっていこうってなった時に、去年の夏プロ前までは、新歓が終わってモチベーションが下がっていて、クラブに対してもIVUSAに対してもあんまり何かやりたいなっていう気持ちが薄れていた時期があって、そういった状態で後輩とかが夏プロで凄く活躍して帰ってきて、凄くいきいきしている状態を目の当たりにして、その状況と自分を比較した時に、自分まだ何もしてへんなって思ったんだよね。
 後輩が凄く頑張ってくれているっていうのもあったし、そこから学祭へ突入して一致団結して頑張ろうってなっていた時に、クラブ員の間で凄く熱量の差があるなって感じたんよ。
 俺が作りたかったクラブっていうのは、全員が本音で語り合えるような仲間とか、人と人との繋がりを大事にできるようなクラブで、そんな時に学祭とかを通じて、壁があるのを感じてそれが嫌やって、それを変えたいって気持ちが大きかったんだよね。でも自分の将来教師になりたいっていう夢があって、それに向けての勉強が忙しくなるっていう面で、選挙に出ること自体に葛藤があったんやけど、それよりもみんなで頑張って入れた仲間と一緒に来期2年目飛躍していくっていう段階で、それを自分が先頭に立ってこのクラブを引っ張っていきたいなって思って、クラブマネージャーに立候補しました。


-なるほど。クラブマネージャーから見て、今の東大阪クラブはどんなクラブですか?それと、これからどんなクラブにしていきたいですか?

 すごくアットホームなクラブっていう点は、どこにも負けないかなと思うし、最初小規模やったってところで、一人一人の距離がすごく近いクラブやったんかなって思っていて。
 けど、今回の新歓で仲間が増えて140人以上の規模が大きなクラブになって、そういったところで戸惑いとかあるかもしれんけど、俺自身はすごくワクワクしているし、これからどんなクラブにしていきたいかっていう面で考えると、規模が大きくなったからこそいろんな人と一人一人繋がっていきたいです。まだ2年目やし、まだ俺らにできることは いっぱいあるから、2年目としてできることを全員でやっていって、飛躍の年にしたいかなと思っていますね。


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写真:東大阪クラブのみなさん


-東大阪クラブのクラブ員たちにメッセージをどうぞ(笑)。

 そうやな(笑)。東大阪クラブ2年目っていうところで、すごく可能性に満ち溢れているクラブやと思う。俺ずっと飛躍飛躍言うてるねんけど、せっかく去年1年間、1年目として頑張ってくれた先輩から、このクラブをどうしていきたいかっていう思いを引き継いでいるから、その基盤を作ってくれた先輩の為にもそれを活かして、今後2年後3年後西日本最大となるようなクラブにできたら良いかなって思う。飛躍の1年にしたいと思うから、一緒に頑張っていきましょう。


-ありがとうございます。じゃあ次の質問にいきたいんですが、IVUSAに入ってもう3年目やと思うけど、今までどんな活動に行ってきましたか?

 1年生の時はオオバナと十日町雪まつりに行きました。2年生の時から国際協力に行かしてもらっていて、中国緑化活動とネパール山村支援活動に行きました。


-今回の夏プロで中国緑化活動のスタッフマネージャーをするとのことですが、スタッフマネージャーをやろうと思ったきっかけとか、どういう隊にしたいとかはありますか?

 そうやな。さっきも言ったけど2年生の前半って俺自身モチベーションが低くて、その状態で行った活動が中国緑化活動でした。最初中国に対してあまり良い印象を持ってなくて、それをちょっとでも好きになりたいなって思ったのがきっかけで活動に参加させてもらいました。モチベーションも下がっているし中国のこともあまり好きじゃないからどうしようってなった時に、実際にそこで中国に足を踏み入れて、現地の方とコミュニケーションを取ってみて、本当に中国の人たちって日本のこと好きなんやなって思って、価値観がすごく変わったね。
 価値観の違いを知る為には現地に足を踏み入れて、その国の人と触れ合ってみないと分からないのかなってところで、自分自身今まで気づけなかった中国の良さや中国人の暖かさをぜひ他のみんなにも感じて欲しいって思っていて、あまり中国に良いイメージを持ってない人やIVUSAの活動のモチベーションが下がっている人に来てもらいたい活動ですね。


-ありがとうございます。じゃあいよいよ最後の質問に移りたいと思います。あなたにとってIVUSAとは何ですか?

 「自分を変えられる場所」かな。クラブマネージャーとか春合宿のマネージャーをやらせてもらうまで、人前で話せるようになったっていうのは本当にIVUSAがなかったら、絶対なかったやろうなって思う。
 IVUSAには、自分自身を見つめ直すきっかけや自分をこれから生かしていく場所としての可能性が秘められていて、それを生かせるっていうメリットがあると思うな。
 大切な仲間と共に頑張っていくことによって、一歩踏み出せる、自分自身が変われる場所っていうのがIVUSAなのかなって思いますね。


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—立田くんにとってIVUSAは自分を変えられた大切な場所となったんですね。ありがとうございました。

インタビュー・編集:池田一輝(近畿大学3年)