IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第100回 特別編

第100回IVUSATIMESはIVUSATIMES初代編集長の川島宏美さんと昨年まで編集長をしていた白楽クラブ4年澤雄太さんです。この度は記事が第100回を迎えるため特別編として私たち、IVUSATIMESについて書きました!いつも読んで下さりありがとうございます!タイムズ*1が始まったきっかけは何でしょうか?過去、現在そして未来のタイムズへの想いをご覧下さい!

今回のメニューは、


の5本です。お楽しみに!

f:id:ivusatimes:20201013220600j:plain

ー内藤:まず自己紹介をお願いします。

川島:川島宏美と申します。現在、社会人3年目で金融関係の企業に勤めています。「IVUSATIMESの創始者」という感じで覚えていただけたらと思います。5年ぶりにIVUSAの人と話せるのを楽しみにしていたので、よろしくお願いします。

澤:去年1年間タイムズの編集長をやっていました。白楽クラブ4年澤雄太です。今期の編集長は白楽クラブ3年田村龍也がやっていて、僕は今タイムズのサポート役をしています。よろしくお願いします。

1.IVUSATIMESができた理由

ー内藤:よろしくお願いします!今回は貴重なお時間を誠にありがとうございます!まず始めに川島さんにお聞きしたいのですが、タイムズができた経緯や理由を教えていただきたいです。

川島:そんな大層なものではないよ(笑)。きっかけは事務局の方から、学生数人とOG OB の方がいる広報会議に誘っていただいたことです。実は私、昔からサイトの記事やコラムを読むのが好きで、似たようなものを作って発信したら面白そうだなと思っていたので提案してみたんですよ。そしたら、周りの方々が賛同してくださりIVUSA TIMESが始まりました。

ー内藤:そんな経緯があったのですね。当時はどんな心境でやっていましたか?

川島:タイムズは独立した立場でやらせていただけるから自由に動ける反面、作ったからには生半可な気持ちでやるのではなく、きちんとした記事を出さなきゃいけないという責任感がありました。だからサイト作りをはじめ、取材や記事作りは全部自分達でやろうと決心しました。

ー内藤:何事も始める時が一番大変ですし、何よりも勇気が必要ですよね。

澤さん:僕もそう思います。タイムズは川島さんの好奇心から始まったというのが素敵なストーリーですね!

川島さん:ありがとう。ちょっと異例かもしれないけど(笑)。

f:id:ivusatimes:20201014003419j:plain
初期のタイムズメンバー

ー内藤:初期のタイムズの反応はどうでしたか?

川島: 有り難いことに好評だった。1番最初は学生代表や同じクラブの先輩をインタビューするところから始めて、徐々に認知度が上がったことでたくさんのオファーが来るようになりました。

ー内藤:そうだったんですね!

2.タイムズ生活を振り返ってみて

ー内藤: 今と初期の記事を比較して変化している点はありますか?

川島さん:すごく企画が増えて写真もオシャレになっていると思う。楽しませようとしているのがすごく伝わる!

澤:ありがとうございます。僕の前の編集長の高橋諒さんが写真の画質や企画にこだわっていた方だったので、僕達も自ずとこだわるようになりましたね。

川島:得意そうだよね!ちなみに二人はどうしてタイムズに入ったの?

澤:僕は1年生の冬にタイムズのミーティングに招待されて、そこでタイムズに誘っていただいたんですよ。フランクな雰囲気が良いと思ったので入りました。

川島さん:今もフランクな雰囲気なんだ。良かった(笑)。

ー内藤:私も元々タイムズには興味があって、1年生の冬にミーティングに参加しました。IVUSAで頑張っている人の価値観を生で聴けるのはとても魅力的だと思ったので入ることにしました。

川島さん:価値観に触れられるのは勉強になるよね。あとやっぱり雰囲気はフランクがいいよね(笑)。

澤:そうですね。会議をする時も喫茶店やカフェで話しながら決めるのが良いですね。今はコロナの影響で対面での取材や会議ができないのが辛いです。

川島:確かに今は難しいよね。

f:id:ivusatimes:20201019210649j:plain
タイムズのミーティングの様子(2019年11月)

ー内藤:次にタイムズをやっていてよかったと思うことありますか?
川島:うーん...2つあるかな。1つ目は、相手のことを考えて行動する経験ができたことかな。タイムズは読者やインタビューした人のことを考えながら文字にしてメッセージ性を伝えていく部分があるよね。それは仕事以外にも活きてくると思う。2つ目は、何事も自己責任でやらせてもらったことかな。タイムズって自己責任なところが多いけれど、それって社会に出てからも同じことが言えると思うんだよね。実際、今の仕事の中でも自己責任なことは多くて、その時に自分で考えて、先回して行動することが求められていると感じることが多い。自分で考えて行動する力が必要になるからこそタイムズでの経験は財産になったと思う。

ー内藤:社会人は自分から動ける人が求められますよね。

川島:そうだね。どうしても上手くいかない時どう立て直すか、どうリセットしていくかを考える力は徐々についてきたかな。

澤:川島さんが仰っていたように、自己責任でやっている部分はこれから先活きてくるのですね。

川島:そうだね。今は社会人一年目の女の子を育成してるんだ。後輩を育成する立場になったので、また違う視点で勉強中です!

澤:もう後輩を育成する立場なのですね!

川島:そうなの!二人とも社会人になるのは楽しみ?

澤:僕は早く働きたいですね。

ー内藤:私は、学生よりもお金を稼げるのは利点だと思いますが、学生の方が良かったという声を聞くと少し不安になります(笑)。

川島:そうだね(笑)。自由な時間は減るし残業もあるから、1年目は学生と社会人のギャップで悩んで苦しかったけど、2年目以降は仕事に慣れてきて、先輩とも楽しくコミュニケーションとれるようになって楽しくなったかな。辛いけど、だからこそ学生の時よりも今の生活の方が楽しいと感じる。

澤:深いですね。やっぱり学生時代とのギャップはあるんですね。

川島:うん、あると思う(笑)。

3.取材の裏話

ー内藤:タイムズのお話に戻りますが、取材をする上で大事にしていたことは何ですか?

川島:うーん…やっぱり楽しくやることかな。それは私もタイムズのメンバーも同じ考えで、何事も楽しくないと意味がないと思っていたから、会議のやり方や記事の編集は工夫していたね。

ー内藤:結構頻繁に電話や会議をやっていたと先輩から聞きました。

川島:そうだね。ミーティングは結構やっていたかな。今タイムズは何人いるの?

澤:9人ですね。

川島:そんなにいるんだ(笑)。私の時は少なかったからなあ。

f:id:ivusatimes:20201019223802j:plain
タイムズのミーティングの様子(2020年2月)

澤:川島さんの話を聞いて、ミーティング以外でもっとメンバー間で遊んだりする場を設けたほうが良いと思いましたね。

川島:そうだね。授業やアルバイト、個人の予定もあるから難しいかもしれないけれど(笑)。

ー内藤:雄太は取材する上で大事にしていることある?

澤:やっぱり根底にあるのは、「相手の本音を引き出すこと」かな。取材する前にその人がどんなプロジェクトに行っているのかとか、何が好きなのかとかを調べてから取材をするようにしているかな。出来るだけプライベートのことも交えながら、その人が本当に伝えたいこと引き出して記事に載せることを大切にしています。

ー内藤:私も取材する上で相手への聞き方に注意しているかな。

川島:相手の考えや本音をいかに引き出していくかはとても大事だからね。

ー内藤:次に二人に編集長をやろうと思った理由を聞きたいです。

川島:私は正直やらざるを得なかった(笑)。私が始めたタイムズだから、私が引っ張っていかなきゃという責任感はあった。ただリーダーであると同時にメンバーの一員でもあるという意識でやってたね。

ー内藤:一人一人が大切なメンバーですよね。雄太はどんな感じかな?

澤:俺は前の編集長の高橋諒さんから編集長をやってみないかと声を掛けていただいて、やってみようと思ったから。あとはタイムズの人数が徐々に増えて、僕の同期の人数も多かったので、みんなでサポートしながら分担してやれそうだなと思った部分も大きい。

川島:確かに人数多いよね。今もタイムズを存続させてくれてありがとう。

澤:こちらこそタイムズを始めていただいてありがとうございます。

4.タイムズの未来

ー内藤:タイムズがこれから先どうなって欲しいなという想いは何かありますか?

川島:楽しさを忘れず自分たちの記事を作って欲しいなと思います。0から1を作ることは本当に大変だから、その大変さを面白く思ってもらえたら絶対今後自分の為になるし、自分達の色を出していって欲しいです

ー内藤:楽しまないと意味ないですし、タイムズの伝統も大切にしつつ新しいことも積極的にやれたら良いなと思いました。

澤:川島さんが仰っていたように、俺が編集長をやっていた時は過去の伝統を大事にしてやっていたんだけど、自分から企画することがあまりなかったから、後輩には積極的に好きなことをやって欲しいなって思う。あとは、もっと交流の場を増やしたらみんなの距離がもっと近くなってタイムズも更にやりやすくなるのかなと思った。

あなたにとって「IVUSATIMES」とは?

ー内藤:お二人ともありがとうございます。最後にいつもは、「あなたにとってIVUSAとは何ですか?」という質問で締めていますが、今日はタイムズ100回記念なので「あなたにとってタイムズとはなんですか?」で締めていただきたいです!

川島:私にとってタイムズとは「宝物」かな。2015年から始めて、私は1年間しか携わってないのに自由なマインドを残してもらいつつ続けてもらっていて、今もサイト自体生きて残っているのが本当に有り難くて嬉しいです。それを繋いでくれた後輩や読んで下さっている方、応援してくれている方々に感謝したい。学生時代頑張ってきて今も続けてもらっていることが何かしらの原動力になっているので、宝物です。

f:id:ivusatimes:20201014003411j:plain
澤:僕にとってタイムズは「パイプ」だと思います。タイムズは色々な人に焦点を当てて紹介すると思います。例えばプロジェクトマネージャーを紹介するなら、プロジェクトマネージャーとそのプロジェクトマネージャーを知らない人たちをタイムズが繋げられるから、人と人とを繋ぐパイプとしてタイムズは機能していると思います。

f:id:ivusatimes:20201019183414j:plain
ー内藤:2人も比喩表現で面白いです!私はあと半年で卒業してしまうけどこれから先もタイムズが続いてほしいです。本日はありがとうございました!

川島:声かけてもらってドキドキしながら参加したんだけど、楽しかったです!ありがとうございました。

澤:お忙しい中ありがとうございました

編集後記:内藤美紀

タイムズの初代編集長である川島さんからタイムズが始まったきっかけや、当時の様子、これからのタイムズへの想いなど色々お聞きすることができてとても楽しかったです!雄太はいつも一緒にタイムズで活動していますが、改めて今のタイムズについて思っていることを深く聞けたので濃い時間になりました!これからも私たちはIVUSAで活躍している人の想いを文字で伝えていきます。お忙しい中インタビューを引き受けて下さり本当にありがとうございました。

インタビュー・編集:内藤美紀(神奈川大学4年)

*1:IVUSATIMESの略称でタイムズという言い方で親しまれています