第101回のIVUSATIMUSは、龍谷大学深草クラブ2年の武知遼平さんです。
IVUSAにかける想いや、これからの関わり方を伺ってきました。また、自ら取材依頼をしてくれた武知さんが、伝えたかったこととは!?
ぜひご覧ください!
―自己紹介をお願いします。
龍谷大学京都深草クラブ2年の武知遼平です。よろしくお願いします。
―まず、武知さんから取材を依頼してくださりましたが、どうして取材をしてほしいとおもったのでしょうか?
暇な時間にIVUSATIMESを読んでいたとき、遡ってみたら今の4年生の方が当時1年生の時に取材を受けていたのを見つけて。だけど今の29期がまだ誰も取材を受けてないことに気がついたときに、「あ、最初に受けてみようかな」って思ったから。
―確かに最初かもしれないです(笑)。
それで受けようと思いました。
―ありがとうございます。それで、去年カンボジア子ども教育支援活動(以下、カンボジア)に行った武知さんに質問なのですが、カンボジアとはどのような活動ですか?
僕が行ったのは教育支援活動のひとつで、これまでにIVUSAが建ててきた学校にもう一度行って、そこでいろいろな企画をしたり、次回小学校建設予定の村に行ってホームステイして、運動会をやったり。
―運動会を現地の方と一緒に!?聞いた話だと武知さんは応援団長をやったって伺ったけれど…?
そうなんです!カンボジアの運動会で。
―すごいですね!カンボジアでやった運動会って本格的なのですか?
そうです!綱引きや玉入れ、麻袋リレーをルール決めて各班ずつやっていたり、応援合戦したり。結構本格的です!
―応援合戦!?現地の方と一緒にやるから言語の壁があって大変そうに感じますね。どのように取り組んだのですか?
そうですね、めちゃめちゃ大変でした。最初は現地語でやろうとしていましたが、語呂を合わせるのが難しくて、なかなか上手くいかなくて…。結局日本語でやることになって、カンボジアの子ども達にも日本語を教えて一緒に楽しみました。
カンボジアでの運動会の様子
―IVUSA学生が日本語を教えたのですよね。すごいです!また武知さんは企画PT*1にも入っていたのですよね?
はい!
―なぜ企画PTに入ろうと思ったのですか?
もともと勉強会PTと企画PTの2つの役職を希望していて、何なら最初は勉強会PTの方がやりたかったです。だけど人数の関係で企画PTを担当することになりましたが、企画PTにも興味があったので参加しました(笑)。
―そうなのですね(笑)。企画PTでどんなことをしましたか?
僕たちは、カンボジアのコンポンチャム州にあるプレイコイ学校とロカートム学校という2つの学校で企画をしたのですが、まずプレイコイ学校では絵本づくりをやりました。絵がある程度描いてあって、現地の子ども達に色ぬりをしてもらうという企画です。ロカートム学校ではモザイクアートをしました。
それぞれの夢について考えてもらうというのをコンセプトにやっていたので、ロカートム学校のモザイクアートのときは、紙に子ども達の夢を書いてもらって貼り付けて、世界地図を作りました。
―すごくおもしろそうです!子ども達はたくさん参加してくれましたか?
そうですね、結構参加してくれました。
―1つ疑問に思ったのが、カンボジアの子ども達とは英語でやりとりをするのですか?
実は現地で英語でも通じるのが中学生以上の方なので、小学生は英語じゃ全然通じないんですよ。
―そうなんですね!カンボジアって何語でしたっけ?
クメール語です。正直僕ではもう何を言っているのか、よく分かりませんでした(笑)。
でも現地にカンボジア学生がいてくれて、その方達が言語でサポートしてくれたんです!日本でいうと東大くらい賢いカンボジア学生は、日本語も使えるから通訳してくれました。
―日本語のような難しい言語も操れるカンボジア学生…凄すぎますね!じゃあIVUSA学生で、そんなに英語を使えない人でもカンボジアに行けますか?
そうですね!
―なるほど!今まで疑問に思っていたコミュニケーションの問題が一つ解決しました。ところで、武知さんはカンボジアに行く前と行った後で印象は変わりましたか?
そうですね、変わった印象ですか…。
でもやっぱり、もっともっといろいろ考えなきゃいけないなっていうのは思いました。
―例えば例えば?
IVUSAって活動ごとに目標や達成要件を立てるじゃないですか。それを達成するためには、どう動けば良いのかっていうのをすごく考えるようになりました。
やっぱり1年前の自分は全然意識できていなくて。先輩達が勝手にやってくれるだろうなと、そんな感じで考えていたんです。
でも僕が行ったカンボジアは一人一人が意識して動かなきゃならない少人数の隊で、自分でも意識しないと、活動が成功できないということに気がつきました。
そこからはさらに、目標や達成要件を意識して動けていたと思います。
―そうだよね。プロジェクトに行って改めて目標や達成要件の大切さを感じますよね。その意識は今年武知さんがやる、新潟県関川村活性化活動(以下、関川)の当日作戦*2(以下、当作)にも通じていますか?
そうですね。関川に関して繋がっているなと感じます。
夏の関川活動時の写真
―なるほど。関川の当作をやるなかで、一番大切にしていることは何ですか?
当作に限らないで、自分の中で3つ意識していることがあります!
「常に謙虚でいる」
「自分の出来ることは100%やる」
「やると決めたことはやりきる」
この3つは大切にしていますね。
―なるほど!その3つはどのように生まれたのですか?
実はバイト先の店長からの受け売りなんです(笑)。聞いたときにめちゃくちゃその通りだと思って、これを自分も大切にしようと思いました。
―そうだったんですね(笑)!あと少しで関川の活動が始まりますが、武知さんは現時点でもうすでに楽しそうですね*3。
関川はほんとうに楽しいです!まずメンバーが面白くて。とにかくうるさいですけど、めちゃめちゃ楽しいです(笑)。
―武知さんがこれからIVUSAで挑戦してみたいことはありますか?
もともとMT*4をやることは考えていませんでしたが、春の関川の活動でMTをやってみたいです。関川当作の現地調整で、5日間くらい村の方と一緒に仕事をする機会があるのですが、長い時間共に仕事しているとやっぱり現地の方と親密な関係になれるんです。
それでその方達のためにも頑張らないといけないなって想いが強くなりましたし、現地調整に行った人が次のMTを務める傾向が強くて。
だから挑戦をしてみたいし、自分の成長のためにもMTをやってみたいというのは、カンボジアの活動が終わってから思い始めました。
―来年、再来年もしかしたら…?
MTをやっているかもしれないです!
―楽しみにしています(笑)。
最後の質問です。あなたにとってIVUSAとは?
IVUSATIMESを読んでいて、いろんな人がいろんな事を言っていて。
自分にとってIVUSAとは何なんだろうと、一生懸命振り絞って考えついたのが「自分が成長出来る場所」です。
僕は高校までは全然前に出るタイプじゃないし、何なら自分からIVUSATIMESに出たいって思うタイプじゃありませんでしたよ(笑)。どちらかというと陰キャでしたね。
でもIVUSAに入っていろいろ変わって、周りの仲間の頑張っている姿を見ていたら自分も頑張ろうって思えるようになってきたんです。そうすることで、自分も成長できました。
また、沢山の先輩とお話出来る機会があるので、いろいろな考え方や、新しい自分の発見にも繋がりました。
そういう面も含め成長出来る場だなって思います。
―IVUSAには自分の成長に繋がることがたくさんありますよね。武知さんの今後の活躍を楽しみにしています!
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
編集・取材:三井明花(跡見学園女子大学3年)
29期を取り上げるなら我先に!と連絡をくださった武知遼平君は、挑戦心にあふれていてカンボジアや関川の活動に対する熱意がとても伝わってきました。何かを行動するには熱意が必要ということに改めて感じさせてくれました。