IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第104回「密着!いちょう祭り」


第104回IVUSATIMESは、東京多摩クラブの地域事業のひとつである「いちょう祭り」にタイムズ編集員が同行し密着潜入取材をしました!「何かとカオスな街、高尾に行ってみるみたいっすよ(モヤさま風)」みたいな、同行といってもカッチリしたものより遊びに行くくらいの感覚ですが。実際にその場に行ってみないと分からない、現地で頑張る学生の声やリアルな祭りの雰囲気をお届けします!どうぞお楽しみに!。


新宿から50分!高尾は自然がいっぱい

尾駅に到着すると早速、いちょう祭りモード全開の街が出迎えてくれました。いちょう並木がずらっと並ぶ甲州街道(国道20号線)の辺りは、江戸時代以前から八王子が宿場町として栄えていたためか、昔ながらの良い雰囲気が残る建物が多くて古風な気分がほんのり味わえます。八王子の中でも高尾の方は、高尾山や武蔵陵墓地が有名なように、都内でも気軽に自然を楽しめるところなのかなって感じがしますね。



陵南公園で待っていたものとは…!

ばらく歩いて、ようやく会場の陵南公園に到着しました!到着するやいなや目に飛び込んできたのがその人の多さ。駅を出たときから多いとは思っていたけど自分の想像以上でした。観客の数に比例するのか、バリエーション豊かなお店や出し物がいっぱい!よさこいひとつにしても何十団体も参加しており、他にも徳島の阿波踊り、おじいちゃん2人組の南京玉すだれ、ヒーロー物の隣で歌う人、ポニーが歩いていた…などなど。そういえば駅前には交通手形のようなものも売っていました。いちょう祭りは街の一大イベントのようですね。

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IVUSAはどんなことしてる?

摩クラブのテントは…ありました!さぁ、これからは現地の生の声をお届けし、みなさんにも地域事業いちょう祭りを体感してもらいます!まず今年からの試みとして他クラブのIVUSA学生も呼び込んで一緒に祭りに参加されているそうです。このことについて多摩クラブ員や他クラブ員はどう思っているのでしょうか。
「自分もそうなんだけど、IVUSA学生の中には、よさこいを踊りたくて来たという学生も多いよ。それも含めると2日間で100人くらい来たんじゃないかな」
「他クラブの人と一緒に活動できるのは嬉しいし、何より新鮮。初めてのいちょう祭りに作り手側として参加して、参加しやすいなって思ってくれたら良いな」
とのこと。他クラブの学生も一人ひとり班に振り分けられて一緒に活動しており、自由時間にはみんなで屋台をまわってお祭りを楽しんでいる班もありました。ちょっと良いなぁ羨ましいなぁ(シャカシャカポテトを一口くれた多摩クラブの方!柚子胡椒が効いていて美味しかったです!ご馳走様でした)。




りと言えば何といっても屋台です。今年はチュロスを出店しているみたいですよ!そのことについて詳しくお聞きしました。
「今年チュロスにしたのは、みんなが知っているモノにすれば売れると思ったから。去年はサーターアンダギーとチャイを出したんだけど、なかなか知らない人も多くてネームバリューで苦戦したんだ。さらにココアとコーヒーをセットで出せばみんな買ってくれると思ったし、色んな制約(牛乳NG、事前調理NGなど)や売上のことも考えて決めたね。看板もサクフワって擬音語を使って工夫してみてターゲットも絞ってみたりしたよ」
とのこと。一番人気はチョコバナナ味だそうで1日目に完売しまうほどの大盛況。甘いモノとコーヒーもセットにできるので嬉しい限りですね。ちなみに他店のメニューでは、「はるまきリンゴアップルパイ?が美味しい」とちらっと聞いたので、来年はIVUSAのブースと兼ねて探してみてください!



害救援に力を入れるIVUSA。ブースでの防災クイズは家に帰って確認したくなるような実践的なものでした。
「クイズ方式にしたのは一番子どもに興味をもってもらえるんじゃないかって思ったんだ。実際は子ども以外にもおじいちゃんおばあちゃんもたくさん来て関心をもってくれた」
との意見を聞くことができました。全5問のこのクイズ、実際に答えてみると結構難しいんです(私は5問中3問正解)。八王子に関するコアな問題もたくさんあり、住み慣れた地元の方にとっては見落としがちな防災の知識について再確認できる機会だったと思いますね。




い行列が絶えなかった「カエルのきゅうしゅつだいさくせん」とは一体何ぞや?
「カエルきゅうしゅつださくせんは、ボールを転がして得点を獲得する遊び。子ども向けに今年のセクサブの彼が考えたんだ」
「景品はどんぐりを使って作ったもので、自然を通じた遊びを通して公園の魅力と子どもとの交流を目的にしているよ」
「ディズニーのゲームからヒントを得たんだ。2週間かけて一生懸命作ったよ。子どもたちが楽しそうに遊んでいるのを見るのがやりがい」

とのこと。とにかく子どもたちに大人気です。景品のドングリもトトロの絵柄の入ったモノで、まさにトトロたちが住んでいそうな雰囲気の高尾にぴったりのゲーム!





リーダーをトツゲキ!

―まずは自己紹介からお願いします。

東京多摩クラブ2年の樋口公です。


―よろしくお願いします!早速ですが、今回リーダーをやってみようと思ったきっかけは何ですか?

リーダーって指示を出してチームをまとめることが大事だと思うんですけど、自分はそれがなかなか難しくて。それを厳しい立場に置くことで克服できたらなって思ったのがきっかけです。去年は露店セ…(ここでLINEの着信音)。すみません、電話でてもいいですか。



―どうぞどうぞ(笑)。

「もしもし。はい。え?もう一回言ってください。聞こえないです。一応今日は16時半です。ちょっと今IVUSA TIMESの取材受けているんで。あはは(笑)。まあ来てください。はい。じゃあ待ってます。失礼します。」


―やっぱりリーダーは忙しそうだね(笑)。現在進行中でやってみて率直にどうですか?楽しい?忙しい?

まあ忙しいといえば忙しいですね(笑)。当日までの準備の間は本当に忙しくて、落ち込んだときもありましたね。でもやっぱり、役職を一生懸命こなしている1年生の上に立つ2年生のリーダーとしては、それを見せてはいけないなって思いもあったし、当日楽しむためにも頑張ってやってきたので、今は本当に楽しいです!


―さっきIVUSAのブースをのぞいてみたんだけど、「カエルきゅうしゅつだいさくせん」とか八王子に密着した「防災クイズ」とか、とてもユニークなコンテンツが多くてびっくりしました!その点自由度が高くて独創的な印象があります。

そうですね。基本的にブースのコンテンツは各セク長を務めている1年生に一任しています。リーダーは確認程度ですね。1年生が成長のために好きなことやれたらいいなっていうのがあるので、基本は好きなようにやってもらっています。


―多摩クラブは毎年いちょう祭りに参加し続けているのは知っていましたが、実際今日初めて来た第一印象は「でかくね?いちょう祭り」って感じでした(笑)。想像していたよりも何倍も盛り上がっているね!そこで、IVUSAとして、多摩クラブとして、いちょう祭りに参加することの意義について、樋口さんはどのように考えていますか?

そうですね!2日間合わせて50万人もお客さんが来場されるんですよ。一般のお客さんともたくさん関われるお祭りなので、そこも面白いなって感じています。基本的に多摩クラブは八王子地域の活性化を目的として、毎年ブースを設けさせていただくことによって、今まで築いてきた関係性をもっと発展させていきたいなって思っています。そのために、単に露店を出したり、よさこいを踊ったりすることのほかにも、ボランティアの経験を生かした防災の知識や、子どもたちと触れ合うことによる地域活性化、っていうのを図っていけたらいいなっていうのはありますね。


―参加しているIVUSA学生にいろいろ話を聞いてみると、お店の看板の言葉のひとつひとつにも意味があるとの声もありました。この点もたくさんくるお客さんの年齢層を意識しているといった感じですか?

チュロスの「サクフワ」ですかね。基本的に小さいお子さんやその親御さんが多いので、ダイレクトに伝わる言葉を選んだりすることでターゲットを意識しています。ただIVUSAとして出店することで、子どもたちだけでなくIVUSAを必要としているような団体や個人と一緒に地域を盛り上げさせていただけるようなより深い関係を築いていけたらいいなと思っていて、いろんな展示をしていますね。


―最後に、樋口君にとっていちょう祭りはどんな存在?

一言でいうなら、「青春」ですね(笑)。これちゃんと載せてください(笑)。事前準備は部活をしている感があって帰るギリギリまで準備に没頭したりする日もありました。そういう時間があるから当日に倍になって楽しい時間が返ってくるっていう。そこがやっぱり青春っぽいのかなって思います。来年もいちょう祭り参加するのでいろんな人に来てもらえたらうれしいです!



編集後記:神奈川大学4年髙橋諒

まずはじめに多摩クラブさんの全面協力のもと記事にすることができました!本当にありがとうございました!今回は今までとは違った方法で書いてみたんですね。従来の録音した音声から記事に起こす方法のほかに、古典的な方法なんですがノートにメモした内容から記事に起こす方法にもチャレンジです。それが結構大変。