第117回目となるIVUSATIMESは、28期学生代表の北野裕也さんにインタビューしました。28期も残り僅かですね。学生代表になられた背景には北野さんのIVUSAでの実に様々な経験から導き出された想いがありました。また、IVUSAのこれからの新たな在り方や北野さんの将来についても伺うことができました。どうぞ最後までご覧ください!
今回のメニューは、
の4本です。お楽しみに!
1.学生代表とは
―最初に自己紹介をお願いします。
28期学生代表東京日野クラブ4年の北野裕也です。店頭の看板に惹かれて新宿の百貨店の1500円以上するオムライス食べちゃうぐらいオムライスが好きです。
―オムライス好きなんだね(笑)。本日はよろしくお願いします。
―最初の質問は特に新入生がIVUSAの組織について知らないと思うので、学生代表の立場や仕事内容についてお伺いしたいです。
はい。学生代表の仕事の前にクラブと学生組織について話しますね。まずIVUSAには32のクラブがあります。IVUSAはそのクラブのサポートをしていくために学生組織、事務局組織(大人の職員がいる)と卒業生組織*1の3つの組織から成り立っており、学生組織の下にそれぞれ各クラブが自主的に運営されています。クラブ*2をサポートするために現在運営本部*3、事業本部*4、人材養成本部*5、情報管理室*6(広報部、マーケティング部)、総合企画室*7の5つの部署があります。その5つの部署の統括が学生代表という仕事です。
―IVUSAは色々な部署があってそれら全てを見守っているのが学生代表なんだね。
うん。そんな感じかな。
2.自分、他の学生、組織に対して
―学生代表はIVUSAの会員数も多いので大変だと思うのですが、立候補した理由は何ですか?
きっかけは自分、他の学生、組織に対してという3点があります。まず1つ目の自分について話すと、僕は クラブ・プロジェクトにおいて3年生までの段階で色々な役職を経験しました。2年生のうちにプロジェクト*8で全てのPT*9ではないけれど、アド*10・スタ*11・ロジ*12の基本的なPTとPT統括の立場は経験しました。
―それはアド・スタ・ロジの全部で何かの統括をやったという意味かな?
うん。スタは勉強会統括、アドは広報統括、ロジは装備統括をやった。そこでの成長やステップアップ、経験を積むっていうところが大きくてIVUSAでの継続のモチベーションになったかな。3年生になってからはクラブのスタッフマネージャー、本部では研修のインストラクターチームのマネージャー、プロジェクトでは初夏トレでアドマネ、中国緑化活動ではロジマネをやって、幹部レベルでもアド・スタ・ロジを経験しました。そして最後に職コンという就活イベントでマネージャーをやりました。今まで色々な経験をして次のステップアップを考えた時に、継続するのであれば幹部役員か学生代表って思ったんだよね。しかも将来的には起業したい気持ちもあったからトップに立って組織を回す経験を積みたいと思った。その経験はずっと持っていた成長意欲、挑戦意欲に当てはまって、これが1つ目のきっかけの自分に対してかな。
中国緑化活動での中国の砂漠にて
―凄い。本当に多くの役職や活動に参加してきたんだね。
そうね。2つ目の会員に対しては、多くの会員に自分が得てきたものや、成長を実感して欲しいと思ったから。IVUSAの活用の仕方は多種多様だけれど、その活用の可能性、IVUSAの可能性に会員全員は気づいていないと思う。せっかく継続・入会してくれたのであれば本人の求めるものに対してIVUSAの機会を上手く提供して、よりみんなが成長して欲しい思いがあった。
―なるほど。確かにIVUSAでの色々な機会ってどれも自分の成長に繋がっているね。
3つ目の組織に対しては色々な経験をさせてもらった組織への恩返しとやっぱり自分が組織を引っ張っていきたいと思った。その思いは本部役員会を通して本部役員、役員間、各クラブの代表者の意識を見た時に全体を見て考えられる人が少ないなと思った。だから誰かに任せてその人を立てて組織を支えるより、自分が引っ張るしかないと思った。
―そうしたら自分のためだけではなくて、会員の力になりたい思いや、組織の改善もあるんだね。
うんうん、そうだね。
28期の役員合宿での集合写真
―4年生で学生代表もしくは幹部をやるのは、結構最初から決めてたの?
いや、むしろ3年生の最初はIVUSA辞めようか迷ってた。
―そうなんだ!
本当に起業するなら中途半端で継続するよりもIVUSAから身を切り離して、起業するための事業の立案に専念するべきだと思ってたこともあって3年生の前半まではすごく迷ってて、ビジネスしている人や起業している人に会って、人脈は増やしたりしてたのね。でも役職を経験して、まだまだ未熟な部分もあったし、もうIVUSAから離れてもいいやって思えるほどIVUSAを使い切れていないって思ったんだ。
インド生活支援活動で現地の方に英語で紙芝居している北野さん
3.新たな挑戦
―IVUSAで今力を入れていることはなんですか?
前期は学生間の交流とコミュニティ作りに取り組んだから、これからはIVUSA外部の方も入ったオンライン活動や新しい生活様式に対応した事業展開に力を入れたい。例えばオンラインでの学習支援やソーシャルディスタンスを保ちながらオフラインでの清掃活動かな。あとは、本部事業も展開していきたい。IVUSA内だけではなくIVUSAの外に向けて、本来あるべき姿である社会貢献にフォーカスを当てて舵を切っていきたいと思っています。
―ありがとうございます。これからIVUSAで挑戦したいことありますか?
選挙の時にIVUSAが社会、企業、NPOや学生地域のハブになりたいって言ったんだよね。現在、社会課題が多くてなかなか1団体だけで解決できる規模ではないから、多くの団体や企業と繋がって、一緒に取り組むということが求められていると思う。学生主体の NPO団体やボランティアセンターなど、色々な団体が一堂に会して国連サミットのように全国ボランティア団体会議で社会問題を考えることが実現出来たら面白いな。
―それは、新しいね!
そこで複数の団体が繋がれば1つの団体ではできなかったことができるようになると思うから、輪が広がったら面白いと思う。それは学生団体だけではなくて、企業や地域、全国の社会協議福祉会と繋がることで応用が利くと思うし、それが出来たら地域を支える、社会貢献に繋がると思うね。
―そうしたらIVUSAだけでの活動ではなくて他のボランティア団体や企業とも繋がっていきたいのかな?
うん、何かタイアップやスポンサーも付いたら面白いと思ってる。
―スポンサーについては前に話してたよね?
うん、スポンサーの話は選挙の時にした気がする。スポンサーが付いたら資金面や認知度の面でもより面白くて大きいことに取り組めると思う。そこで学生のアイディアや熱意を広げられたらもっとIVUSAっていう団体が面白くなりそう。
―IVUSAではなくて自分自身が挑戦したいことはある?
さっきも触れた起業になるかな。今年はコロナで難しい部分もあるけれど、今から骨組みをしっかり作って、20代前半のうちに起業できたら良いな。
中隊長を務めた九十九里浜全域清掃大作戦の活動にて
―起業は近い将来の話なんだね。
うん。今は外部の人とビジネスプランを話して意見を聞いていて、去年より具体的になったんだよね。今はオンラインでのセミナーや無料のセミナーが多いから少し参加しているよ。マネジメントや経営について学べるのは勿論、最後にフォローアップや無料で面談もして貰えることが多いから、そこで自分の起業のプランを話すとフィードバックしてもらえるんだよね。それを繰り返しながらビジョンをより具体的にして、実際に立ち上げるための資金面の準備やベースを作っていけたら良いな。
―目標ややりたいことが明確で凄いです!
4.あなたにとってIVUSAとは
―最後に「あなたにとってIVUSAとは?」をお願いします!
僕に とってIVUSAとは、「無限大」です。学生代表になろうと思ったきっかけの話で、多くの会員が経験を積んで成長して欲しいと言ったんだけど、学生にとってのIVUSAの活かし方の可能性は本当に無限大だと思う。さらにこれからの伸びしろという面で、他の団体との繋がりや企業とのタイアップでコラボしていく所に主眼を置いた時、まだまだIVUSA自体も成長できるし、広がっていけると思った。学生にとってもIVUSAにとっても勿論、自分自身にとっても無限大だと思います。
―無限大って素敵な言葉です!今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
北野さんの仰る通りIVUSAの活用の仕方は人それぞれですが、IVUSAには自分のやりたい気持ちや何かに挑戦しようという思いを実現できるチャンスがたくさん転がっていると思います。だからこそ、「挑み続けろ」という28期のスローガンにもある通り会員一人ひとりが挑戦する姿勢が大切なのだなと思いました。記事本文には載せていませんでしたが、取材で北野さんは毎回タイムズを楽しんでくださっていると仰ってくださいました!嬉しいですね!
インタビュー:内藤美紀(神奈川大学4年)
編集:伊藤さき(國學院大學2年)