第118回目となるIVUSATIMESは、28期本部広報部長の嶺岸香月さんにインタビューしました。IVUSATIMESとは全く違う視点で、広報として活動してきた本部広報部。そんな本部広報部で部長として仕切ってきた嶺岸さん。そもそも本部広報ってなにやってるの?って所から、彼女の今までのIVUSAライフについてまで、色々お聞きしました。じっくりゆったりご覧ください。
今回のメニューは、
の7本です。お楽しみに。では早速いってみましょう!
1,本部広報部について
ーまずは自己紹介の方を。市ヶ谷クラブ4年の江口忍と申します。よろしくお願いします。
自己紹介する機会なくなると忘れちゃうね(笑)。 本部広報部長の白山クラブ4年の嶺岸香月です。よろしくお願いします。
ーではさっそく、広報部*1の具体的な仕事について聞きたいです。
えーっと色々あるんだけど。まず広報部はプロジェクト*2のレポートとかクラブ事業*3のレポートをクラブの広報さんに書いてもらって、それを添削するっていうお仕事がまず一つと。あとはクラブの広報さんに向けた研修を行ったり、プロジェクトで広報をやりたいって言ってる子に対しても研修をやったりしてます。
それから今年になって SNS をちょっと動かす、と言うかやりはじめたのも仕事の一つかなっていう感じです。Twitter はあまりやってないけどインスタとかは割りと広報部が動かしていることが多いです。あとは「WE DO MORE」*4の編集ですね。
ー読ませてもらっています。ちょくちょく。レイアウトとか、すごい参考になる。
今年は実物配られてないからねぇ。
ーPDF だね。
そう。手にとって読んで貰いたかったけどデータ化という感じで。
ーまあでも楽しく拝見させていただいてます。
うーん。なんかデータってのは実感がわかないという感じがしています。
ーWE DO MOREのレイアウトは明らかに紙面用の型というか。
そう!雑誌みたいな感じなんだよね。
ーなんだろう、データ向けの感じにレイアウト直すのも難しいんだろうなぁと思いながら見てるわ。
WE DO MOREも1から部員がこういう企画をやりたいって言うのを話し合って、「私これやりたいのでこのページ作ります!」って言って一からレイアウトから考えて、後は西伊豆*5とか現地の人対象で作る時は、今年は対面では出来なかったけど電話でこんな感じでインタビューしてっていう感じで仕上げてます。
ーなるほど、いいなぁ。なんかいろいろできて。
うん。後で話すやりがいとかにもつながってくるかも。「楽しいなー」って(笑)。
ーそうだよなぁ絶対面白いよな、そんなに出来ると。
作ったものだけ自分の手元に欲しいレベルで(笑)。
ーマジで「すごいなぁ」って思ってる。うちもね、まあ本部の管轄ってわけじゃないから、やろうと思えば色々できるはずなんだけど、深刻な人材不足と言う(笑)。
でも私タイムズめっちゃやってみたかったんだよね。
ー編集する側として?
そう。インタビューする側としてやってみたくて、それって私、本部の仕事だと思ってたのずっと。ずっと「IVUSATIMESは本部でやってるんだ」と思って広報気になってたら、本部広報の管轄じゃなくて。「あーそうなんだ」って、広報部に入ってから知って、「できないんだ」ってずっと思ってたから(笑)。ちょっと憧れてた部分ではある。
ーお時間よければ人材不足なんで(笑)。
もう無理無理(笑)。ちょっときついかな(笑)
2,今年の広報部の雰囲気
ー今年は去年とはかなり態勢が違うけど、広報部の雰囲気とかどうなってる?
広報部の雰囲気かぁ。雰囲気づくりはすごい今年難しかったね。会う機会もなくて、どうやったらみんなが仲良く、「知ってました!知り合いでした!」感を出して仕事をするかというか。何て言うのかな、関東は関東で知り合ってるじゃん?で、関西も関西で知り合ってる。でも関西と関東の仲の距離感っていうのがあったから、そこをどう埋めて行くかが 今年は難しかった。まだなんとなく距離感があるのかなっていうのは個人的にあって、そこが今悩み。って言うかもう今期終わっちゃうんだけど(笑)。
ー広報的な実務というよりはマネジメントの部分か。他のところでも付きまとう問題だけど、難しいよね(笑)。
1ヶ月に1回はみんなで電話会議みたいなのをして、「最近どう?」みたいな話はしているけど、やっぱり学年ならではの卒論がやばいとか就活がやばいとか、なんかそういう感じでやっぱり他学年であんまり交流する場も作れなかったから、今年は卒業までにそこらへんちゃんと考えておこうと思って。
ーどうにかしてオフで集まれる機会が作れればいいんだけどな。わかるよ。クラブ会*6とかでもさ、今年入ってきた子とかってどう距離を縮めればいいかってゆうか。ていうか4年生と1年生って微妙にジェネレーションギャップ生まれてない?
分かる分かる!今の1年生が私の弟と同じ年で、弟と同じ感覚で話してるんだけどなんかちょっと違うみたいな。この年齢差だと学校でも被らないじゃん。高校3年生の時の中学3年生だし。
ー老いたなぁっていう感じするわ(笑)。
もうこっちは学生終わる身だから、それならではのギャップとかも感じちゃうなっていう。
ー状況が状況なだけに仕方ないかなって感じる部分もあるけど、大変よね。
3,広報部が力を入れていること
ーさて、話がそれましたが、広報部として今力を取り入れて取り組んでいることは何ですか ?
28期広報部の集大成として、「イビュペディア」っていうのを作ろうかなって思ってて。wikipediaのIVUSAバージョンなんだけど、作ろうと思ったきっかけが9月くらいかな。
各クラブの1年生にインタビューをして、その時に私がパッと思いついたんだけど、IVUSA用語って結構あるじゃん?そのIVUSA用語をあんまり知らないまま私は1年生を過ごしていて、プロジェクトとか行っても、アドマネ*7、スタマネ*8、ロジマネ*9とか色々あるけど、分からないこととか、分からない言葉が多かったから、それの辞書みたいなものを作ってみようみたいな感じで今色々やってます。
なんだろう、スレ*10とか、時系列*11とか、ハイエース*12とか、今になっては懐かしい言葉もまとめてみようかなと思って力を入れて取り組んでいますね。
―それ面白いな。でも意外となかったよね、冷静に考えたら。IVUSA用語って専門性あるけど、今までは現場で教えられてたからわざわざ作る必要がなかったのかな。
そうかもね。コロナが明けたら現場に1年生も入ってくるし、もう3月にはプロジェクトをやるかもしれないっていう状況で現場に立った時に分からない言葉があるのは可哀想だなと思って。
―そう考えてみると、今年は上手いこと頭使わないと人材育成が難しいよね。まずその子が何について興味を持っているのかを聞かない限りは何についての育成を施せばいいのか分からないし、興味を示す場所、分かる場所が今まで現場だったから、それが無いからそれすらも分からないし、ていう状態に感じる。
うーん。なんか学祭とかも、各クラブで担当つけて、勉強会とか、交流会とかで、自分がやりたいと思った場に挑戦していく場はあったと思うけど、それが本当に自分にあっているのかとかも分からないし、現場に出ないと分からない部分ってあると思うし、ちょっと来期怖いね(笑)。
―ただ、こんな状況でも入ってくれたってことは元々やる気ある子が多いのかなて俺は個人的には思ってる。
そうだね。何かしら社会に対してアクションを起こしたいとか行動したい、自分を変えたいと思って入ってくれたのは間違いないと思うから、とりあえず、自分本位な意見になってしまうかもしれないけど、卒業するまでにプロジェクト行きたいなってのはあるな。
―報告会*13みたいにでかいイベントが定期的にあれば一番ありがたいんだけどな。まぁあんな大規模なのしょっちゅうできないか(笑)。
4,本部広報の入り方
ーじゃあ3つ目行きます。メンバーとして入るにはどうすればいいですか。
基本的にはウェルカムなんだけど、「来期はこのメンバーでやります!」って年一で決めてやる感じだったから、まず定期的に入るのがないんだよね。
メンバー多すぎても、業務しないまま終わっちゃったりとか、業務の差が出てきてしまったりする部分もあるから、毎年東西で何人ずつみたいな感じで募集してる。で、今ちょうど部員募集しているので、入りたかったら私とか本部広報部員とかに一声かけてくれればって感じです。今年はプロジェクトもなくて、「広報やりたい!」って言ってくれる子が少ないから、自分達で声かけをやってるんですが、もし自分からやりたいって子がいれば是非是非。
―広報部ならではのでかいコンテンツがあればやりたいて子もいるかもしれないね。
まぁ今のところWE DO MOREしかないかな。でもあれは本当に楽しいし、プロジェクトのプレスリリースとかで使ったりして、企業の人に見てもらえたりするから、そういうのは嬉しいなってのはあるね。
―今募集方法知ったけど結構入る条件緩かったのね(笑)。
広報部として独立して好きなようにやってるって感じだからね。やるべきことは自分たちで決めてるし、募集とかも自分達がやりたいようにやる感じでやってますね。
一応情報管理室*14全体での会議もあって、現状報告とかは色々するけど、広報部がやりたい事を好きなようにやればって伊藤さん*15も言ってくださるので。でもそのゆるい雰囲気だからこそ、 割とどの部署よりも仲がいいのかなて。
―確かに俺も前回の選挙の時に東のメンバーだけ見たけど、絶対仲いいなって思ったな。
ちょうど選挙の1週間前ぐらいかな、広報部で名古屋に1泊2日で旅行に行ったんだけど、それもあって去年の選挙の時期はめっちゃ仲良かったね。
―一緒に長いことやってくならそこらへん大事よね。
5,一番やりがいを感じたこと
ー次行きます。今までやってきた仕事の中でやりがいがあったことは何ですか?
広報部でってことかな?
―広報部でもいいし今までのIVUSAの中でもいいし。
全部が全部やりがいがあったなぁ。でも、IVUSAの中でってことで一つ話すと、2年生の春プロでアドマネやった時があって。その時は本当に限界でやってたのね。確か学祭が終わったぐらいからかな。プロジェクトの幹部やるって話になってて、その時はあんまり広報の経験がなかったのに、アドマネやるってなって、分からないまま始めて、他の役員の先輩と一緒に幹部やって、色々本当に怖かった。もう終わった時はやりがいっていうか達成感感じたな。
広報部としてはずっと研修をやってきてるから、研修が終わった後に「受けてよかったです」って声とか、あとは広報に興味持ちましたとか、広報やってみたいですとか言われた時は、「力を入れてやった研修が届いてよかったな」って感じてる時もありますかね。
―なるほど。そうだね、受けてくれた人のリアルな声ってすごい嬉しいよな。
動画とかも上手く作れる研修とかもやりたいんだけど、無理だね。研修をやってくれる人次第なんだけど、今年の広報部では力不足すぎたので…
ーやるなら協力したいけど中々難しいよね。
6,広報部から皆さんへの注意!
なんかさ、(事前に聞いておいた質問の中に)広報部から伝えたいことってあったじゃん?
―お。もしあれば。
あれをね、部員から集めたんだけど、広報楽しいよとか、是非入って下さいっていう声もあったんだけど、ロゴは「ivusa」で小文字だけど、何かの機会とかで書く時は大文字なのでっていう(笑)。本当にそこだけ直して下さい!
―あるあるだな(笑)。
そう、レポートとかSNSとかクラブの見てて、小文字で書く人がすごい多くて、
―まぁロゴがあれだから気持ちはわかるんだけどね。
ロゴがもしかしたら悪いのかもしれないけど、研修でもIVUSAは大文字なのでって言ってるんだけど、どうしても小文字で書いてしまう人がいるので…
―俺も未だに疲れてるとちょっと書きそうになるわ。
簡単だしね。スマホで打つときは小文字の方が楽だなっていうのはあるからね。
―なんか「i」の上のあの「・」があるとIVUSAって感じがするんだよな。
確かに。分かる。あとね、イビュペディアにも載せようと思ったんだけど、IVUSAの読み方を、イビューサって読めない会員が何名かいるっていう。
―イヴサ?
そう。イヴサっていう人が、若干いるんですよね。多分ネットとかで調べたら出てきちゃうのかもしれないんだけど、イビューサって読むので、お願いします(笑)。根本的に。
そこだけかな。
―すごい余談なんだけど、俺法政で経営学部なんだけど、経営の授業で非営利組織論っていう授業があって、そこの教授がね、IVUSAとパイプがある教授みたいで、熊野の活動に結構行っている人みたいなんだけど。授業でも結構IVUSAを取り上げてくれるんだけど、その人もイヴサって言ってるんだよね(笑)。そこは覚えてくれよって思ったわ(笑)。
それ訂正したいけど言えないよね。
ーそう!「言えねぇぇ」って思って。しかも笑っちゃうのが、俺らは内部にいるから、振ってきた業務やったり企画考えるのがメインで、役員レベルじゃないと組織のお金巡りとかそういう意味でIVUSAは詳しくないじゃん。その人はそういう授業の教授だからヒラの会員よりIVUSAのそこらへん詳しいんだよ。「ここはこういう事業をやってて、こういう金回りをしてて」って授業しててさ。会員の俺より詳しいじゃんって聞いてるんだけど。
すごい。
―でも呼び方だけはイヴサなんだよ(笑)。
そういう人が言うとそっちの読み方なんだってなっちゃうよね。
―そうそう。影響力があるからさ、多分あの授業受けてる50人くらいイヴサだと思ってるな。
改名する?読み方。
―改名する?広報部ならいつでもできんじゃない(笑)?イヴサですって。
「イヴサ」か。でもダサいな(笑)。まぁ、その読み方だけ直してくれればって感じですね。
―なるほど。せめて記事を読んでる皆には気を付けて欲しいところですね(笑)。
7,あなたにとってIVUSAとは
ーじゃあ最後、いっちゃって良いですか。例のやつ。
なんだっけ。あなたにとってIVUSAとはだっけ?
―はい。名物ですうちの。
あー。なんか恥ずかしいね。いつもみんな何て言ってるの?
―いつもねみんな感心するくらい良いのを考えて下さるんですよね。
待って、何も考えてない。ちょっと他の人のやつ見よ。
えーどうしよう。ありきたりなやつは言いたくないんだよな。
―ちなみに前編集長の髙橋諒さんは「ごちそう」という言葉で表現してました。すごくない?
すごい。すごすぎるそれは。
―電通のコピーライターもびっくりよ。
どうしよう。んー、なんか、簡単に言うと青春なんだよ。
―ほう。
でもつまらないから。んー、なんだろう、自分が開花した場所かな。昔と違う自分に出会えた所だから、私にとってのIVUSAは「自分が開花する場所」です!
―なるほど、めっちゃ良いね!本日はありがとうございました!
「やりたいことを探す」。一見簡単そうに見えますが、案外難しいものです。特に今年は、それを見つける機会ごと奪われてしまって、不本意な学生も多いと思います。でも、どんなところであれ、種は撒くことはできます。いつ花開くかはわかりませんが、ほんの少し。こんな時でも、自分からきっかけを作っていくのはとても大事なことだと思います。皆さんも、いつかまだ見たことない自分に会うときがくるといいですね。
インタビュー:江口忍(法政大学4年)
編集:同上