IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第129回「人のことを知れる所」佐藤桃子さん

第129回を迎えたIVUSATIMESは、東京駒沢クラブ4年の佐藤桃子さんです!クラブマネージャーを終えて幹部役員として新たなスタートをきった桃子さんの根幹には何が眠っているのか、、、余すところなく語って頂きました!更に今回は、これまでたくさんの人と関わってきた桃子さんならではのコミュニケーションの取り方のコツを教えて頂きました!コミュニケーションを取るのが苦手な方、もっと上手くなりたい方必見です!
ぜひ最後までお楽しみください!

今回のメニューは、

の5本です。お楽しみに!


―本日はお忙しい中インタビューを受けて下さりありがとうございます。

こちらこそありがとうございます。


―最初に自己紹介をお願いします。

國學院大學三年の、東京駒沢クラブのクラブマネージャーをしています佐藤桃子です。よろしくお願いします。


―駒沢クラブ一年の縣紗也佳です。よろしくお願いします。

1. 思い出の活動

―それではまずIVUSAとの出会いについてお聞きしたいと思います。どうしてIVUSAに入ろうと思ったんですか?

きっかけは、仲の良かった一学年上の先輩に誘われたからかな。先輩は私が他のNPO団体で活動しているのをインスタのストーリー通じて知ってくれていたみたい。IVUSAについてのお話を聞いてその中でも海外の活動に参加したいと思って入ったかな。


―他のNPO団体での活動というのは、何をメインに活動されているのですか?

国際的な要素と子どもの支援的な要素を掛け合わせた団体で、私は子ども達に海外のことを今も教えてるよ!


―今も入っているんですか!?

そう、今も入ってる!


―活動にはどのくらい参加しているんですか?

結構参加していて、この前も子どもたちと遊ぶみたいな会があった!


―二個掛け持ちなんですね!

そう。掛け持ちなの。


―ボランティア精神溢れる神様みたいです!
IVUSAの話に戻りますが、IVUSAで一番印象に残っている活動ってありますか?

やっぱり初めての活動だったカンボジアの学校建設かな。元々行きたいと思っていたけどIVUSAのこと何も知らなくて、その時先輩に「桃子カンボジア行く?」って言われて「行きます!」と答えたら締め切りが今日までなのを教えてもらって、インドとカンボジアの活動を誘われた!


―インドもあったんですか!?

そう、バイトで家に帰れなかったからバイトの先輩に「インドとカンボジアどっちが好きですか?」って聞いて「カンボジア!」って言われたからそのままカンボジアにエントリーした(笑)。


―凄い流れですね(笑)。

そう!カンボジアの活動を全然知らなかったけど、プロジェクトマネージャーの先輩や班長、班員の人達の人柄に惹かれたんだよね。それこそ一昨日もカンボジアの班でご飯に行ってきたの!


―前に一緒だった班の人達と今も仲が良いとは!!やっぱり、現地にいった後と前って全然違いますか?

全然違ったかな。行く前は漠然と「なんで私が行くんだろう。私が行っても、行かなくてもお金だけ払えば」って気持ちでいたんだけど、行った後は現地の子どもたちとも仲良くなってその子たちが「来年も来てね」って。


―それは可愛いですね。

そう!来年も行ってその子達に会うのは私たちにしかできないことじゃん?だからそこで自分の行く理由が見つかったのはすごく大きかった!


―カンボジアでびっくりしたことってありますか?

私の場合はカンボジアの村にホームステイしたのね。その村の家は雨季の影響で高床になってて、その穴だらけの高床で寝てると朝4時くらいにすっごい音量の鶏とかに起こされるんだよ(笑)。なのに、6時とか普段起きる時間になったら静かになるのは不思議だった(笑)。


―非日常ですね(笑)。

そんなの寝れないじゃん!?最初は寝れなかったんだけど最後の方にはいくらでも寝れるのよ、だから慣れって怖いなーって(笑)。それっていうのがびっくりしたこと!あと、ホームステイ先はお風呂がないから外に溜まった雨水をかけて代用するんだけど、その水を飲んでお腹壊した子がいて、、


―なんで飲んじゃったんですか!?

多分口に入っちゃったんだと思う。その話を聞いてから水をかぶるのが怖くなって、ホームステイ中のお風呂は飲み水をちょっとずつ使ってた。


―日本では考えられないです。私も早く現地に行ってみたいです!


                カンボジアの学校建設風景

2. 桃子さんにとってのクラブマネージャー

―では、次にクラブマネージャーについてお聞きしたいと思います。桃子さんは駒沢クラブのクラブマネージャーとして約一年間活動されてきたと思うのですが、クラブマネージャーになったきっかけを教えて下さい。

最初は1個上のアドミニストレーションマネージャー*1の先輩と仲良かったから、アドミニストレーションマネージャーを引き継ごうと思ってたのね。


ーえー!初めて知りました!

だけど、駒沢クラブにクラブマネージャー候補が居ないことが発覚したときに「駒沢クラブが無くなるのは嫌だ」っていう想いと、先輩からも「桃子は目立ちたがりだから、アドミニストレーションマネージャーじゃ満足できないよ」って言われたこともあってクラブマネージャーをやろうと決心しました。


―その先輩は、よく桃子さんのことを見ていらっしゃるんですね!他の役員候補はいたんですか?

うちの学年最初は役員候補もいなかったの。


―そうだったんですね。

だから、私がクラマネでるってなったときに役員として一緒にやりたい子に「一緒にやらない?」って声かけて集まったのが今の人たち。


―そんなストーリーがあったとは!本当にみなさん息ピッタリだと思います!

めっちゃ仲いい!



                第四期 駒沢クラブ役員

―少し話は変わってしまうと思うのですが、桃子さんのカレンダーを以前見せて頂いたときに予定がパンパンに入っていたのが印象に残っています。クラブマネージャーは忙しいと重々承知の上だったと思うのですが忙しさ的には、イメージ通りだったんですか?

クラブマネージャーの仕事って決まってなくて、あんまり縛りがない。ただ、私の場合は余計なことをしているから増えてる。


―なるほど!

あとは、クラマネマネージャー以外にもカンボジアの年間チームとか沖縄の隊でのロジスティクスマネージャー、後輩との電話の予定なんかも入れちゃうからパンパンになる(笑)。


―ちなみに桃子さんは忙しくて元気なタイプですか?

たぶんそう。私暇だと、シュンってなっちゃう(笑)。だから楽しんでやってるかなー。クラマネ忙しいよって聞いてたけど、別に仕事も決まってないからやりたいことやらせて貰ってるなーと思う。


―桃子さんらしいですね!クラブマネージャーを約一年やってきて自分が成長したなーって思うところありますか?

自分が思ったことをはっきり言えるようになったかもしれない!最初はほんとに注意もできないし、人前で喋るのもおぼつかないようなフニャーってしたクラマネマネージャーだったんよ(笑)。


―えー!想像つかないです(笑)。

クラブ会や新歓、プロジェクトとかで人前に立って話す内に内容を順序立てて話せるようになったりとか、人に寄り添う形で話せるようになった。あと、ちゃんと注意もできるようになったかな。


ー桃子さんがクラマネマネージャーとして大事にしてることってありますか?

人に向き合うこと!


―かっこいいです!!

ちがうのよ、これは一個上のクラブマネージャーも人に向き合うってずっと言ってたのよ。


―あー!聞いたことあります!!

言ってたでしょ?私の代で駒沢クラブは四年目なんだけど、駒沢はそれをずっと大事にしてて、そういった意味でも人に寄り添うみたいな形で人の話をしっかり聞くのを一番にしたいなー。


―桃子さんから見た駒沢クラブってどんなクラブですか?

私は日本1仲いいクラブだと思ってる!他のクラブの人が遊びに来ると「本当に駒沢クラブの雰囲気いいよね」って言ってくれる。


―へー!

だから私は先輩後輩の垣根を越えて仲良い駒沢クラブが好きかな。

―私も大好きです!


                第四期 駒沢クラブ

3. 目標

―桃子さんは目標にしている先輩っていますか?

私はもう一個上と二個上のクラブマネージャーがもう本当に目標だったんですよ。二個上のクラブマネージャー和氣百花さんは、文章や自分の性格とかで人を引き寄せるような人で一個上の田中完侍さんは言葉で人を引き寄せる人ですごい憧れてた。


―そうだったんですね!私も田中完侍さんとはお話しさせて頂く機会があったのですが、凄い人でした。

だよね(笑)。


―桃子さんが卒業までにIVUSAの中で活動していきたいことってありますか?

幹部役員として人と向き合うことを一番大事にしたいかな。全国規模にはなっちゃうんだけど、スタッフも含めたみんなに向き合える仕事を強化したい!



                夢を語る桃子さん

―桃子さんの熱い思いが伝わってきました!!応援してます。

ありがとう。


4. 桃子さんの始まり

―次に桃子さんについて質問していきたいと思います。桃子さんの明るくて優しい性格は子どもの頃からずっとですか?それとも何かに影響されて変化したのですか?

一応私は長女だったからしっかりしなきゃって思いはあったんだけど、中学一年生くらいまでは本当に静かな子だったの。


―想像つかないです!

よく言われる(笑)。きっかけは中学一年生の時に参加したボーイスカウトかな。班長に自分のしたことを報告しなきゃいけなかったんだけど、大きい声じゃないと無視されちゃうの(笑)。最初は嫌だったんだけど、気づいたらめっちゃ声でるようになってた。

―そこから桃子さんは始まったんですね!

性格に関しては分からないけどね(笑)。


―では、桃子さんが自分の好きなところと嫌いなところ挙げるとしたらどこですか?

好きなところは、人のことをめっちゃ考えること。だけど、逆に考え過ぎちゃうのが嫌なところとも言えるかな。自分の負担になりすぎないようにする分別が難しいんだよね。


―確かにそれは至難の業です。実際コミュニケーションを人と取っていく際、「人に向き合う」以外に意識していることありますか?

やっぱり、たくさん話しかけることかな。堅い先輩だと思われちゃうと、身構えるでしょ?そう思われないようにくだけた雰囲気で話すのが大事だと思う。


―まさに桃子さんはその印象です(笑)。

最初からガンガン喋りにいっちゃう方がいいかもね。


―初手が大事ってことですか?

そう!初手が大事です!(笑)。最初に怖いって思われちゃったら、たぶんそのイメージって簡単には抜けないと思うから。最初柔らかい雰囲気にすれば、厳しくしても「でも桃子さんはこういう人だから」って理解してくれると思う。


―自分もそろそろ先輩になるので参考にさせて頂きます!!

5.あなたにとってIVUSAとは?

―最後に質問です!桃子さんにとってIVUSAはどんなところですか?

色んな考えの人とたくさん話したり、経験とかできる場所かなって思っています!


―ありがとうございます!それではこれでインタビューを終了します。とっても楽しいお話ありがとうございました!

ありがとうございました!


編集後記:縣紗也佳

今回初めてインタビューから編集まで担当しました。お忙しい中、快く受けてくださった桃子さんありがとうございます!!そして、完成に至るまでご協力して頂いた全ての方々に感謝申し上げます!自分は本当に幸せ者です、尊敬する先輩や同期との出会いを通して感じました。そこで感じた優しさ、熱意をこれから出会う人達に繋いでいきたいです。その際はもちろん桃子さんから教わったコミュニケーション術を使わせて頂きます!

取材:縣紗也佳(駒澤大学2年)
編集:縣紗也佳

*1:スタッフ、情報、お金の管理を担う責任者