IVUSA TIMES

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第114回 コロナに負けるな!~西伊豆オンライン講座編~

第114回目となるIVUSATIMESは、西伊豆のオンライン講座の担当をしている大塚クラブ4年丸山里奈さんと日野クラブ4年の浅場信吾くんにインタビューしました。コロナウイルスの影響により未だに現地での活動は出来ませんが、今だからこそできることをお二人にお聞きしました。
お二人の西伊豆に対する熱い想いが伝わってきます…!


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日本一美しいと噂の西伊豆町の夕日!とても綺麗です。

ーまず自己紹介をお願いします。

丸山:大塚4年の丸山里奈です。よろしくお願いします。
浅場:日野クラブ4年の浅場信吾です。よろしくお願いします。

ーよろしくお願いします。

西伊豆×オンライン


ー今回の取材は西伊豆町活性化活動のオンライン講座をテーマに進めていきます。
最初にまだ西伊豆の活動に行ったことがない人に向けて、西伊豆町の活動内容を教えていただきたいです。

丸山:西伊豆町の活動は夏休みと春休み各1回ずつと月に1回ヤーコン隊って言う小規模で活動しているものがあります。夏の活動は主に「田子港祭り」と「安良里なつ祭り」のお手伝いをしています。後は学生主体のちょっとしたイベントをやりました。春は浅場君にお任せします!

浅場:春の活動はクールタウンフェスを作っています。IVUSA学生が栽培しているヤ―コンに限らず、地球に優しい農法で育てているクールベジタブルを使ってお祭りを継続して行っています。
主にこのクールタウンフェスの準備と地域の方とご飯を食べながら話を聞ける交流会を設けて活動しています。後はヤ―コンの収穫や植える作業をしたり、観光地の松林の整備をしたりしているかな。

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春プロのヤーコンフェスでの飾り付け写真

ー西伊豆町の活動は現地に行って何かをすることが多いじゃないですか。今の時期はコロナウイルスの関係で、現地に行くことができないからこそ、オンライン講座でどんなことをやっているんですか?

丸山:そもそもオンライン講座の始まりは「今は現地に行けないから、毎回行き続けてる子たちのモチベーションが下がっちゃうよね」という課題からモチベーションの維持・向上に向けて西伊豆に限らず各プロジェクトでオンラインイベントを実施することになりました。
西伊豆のオンライン講座は計4回実施してて6月29日にやるので5回目かな。第1回と第2回は西伊豆に継続して行ってる人向けで、事務局の方がこれまで西伊豆の活動の振りかえりや西伊豆の活動の始まりを話してくださって、西伊豆町活性化活動のこれまでの歩みを学びました。
第3回目は全会員向けに西伊豆のクイズ大会をやりました。例えば西伊豆の人口は何人だとか西伊豆の特産物、観光名所とかみんなが分かりやすいような基礎的なクイズ内容にして、その後にリピーター、OBの人をにインタビュー形式でこの活動に参加している理由を聞いたね。それで4回目の6月14日にやったやつが2年生主体で作ってもらった…なんだっけ?

浅場:お絵かき

丸山:そうそう!西伊豆に関するお絵かき大会。目的は本当に交流メイン!みんな課題とか忙しくて息抜きできないからラフな感じで西伊豆のことを知ってもらいつつ、西伊豆に行き続けてる子や新しく行ってみたい子たちが交流する場を設けた時間だった。
これからやる6月29日は、年間チームの商品企画部主催でヤーコンの調理方法をみんなで考えたり、ヤーコンのレシピを考える内に作物に興味持ってもらうのが狙いです。それに加えてロジの調理を経験したい子が増えたらいいなと思い企画しました。

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活動中の丸山さん

ー二人は今まで行った又はこれから行うオンライン講座で参加者に何を感じてどんなことに繋げたいと思いますか?

浅場:今までやってきたものは交流メインの内容だったけれど、ここからは地域活性化に深く関わっている人たちでもつまずいちゃうような課題に対するアイデアをもらう場にしたい。せっかく会員数が多い団体だからこそ違う活動に行っている人のアイデアが聞きたいな。活動に行かないのに西伊豆の勉強会だけ参加してくれる人って滅多にいないけど、オンラインだったら参加しやすいと思うから、そこでアイデアをもらえたり、参加してなにかきっかけになるものがあったらといいな。

ーなるほど。

丸山:浅場が言ってくれた通り、オンラインだからこそできることっていうのもあると思う。みんなそれぞれ行き続けているプロジェクトがあると思うんだけど、視野を変えて新たなものを発見するその場所が西伊豆になってくれたら嬉しいな。

ーありがとうございます。確かに結構勉強会に突然参加するのは難しいけれど、気になるから覗いてみようって気軽に参加できるのがオンライン講座の醍醐味ですよね。

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活動中の浅場くん

西伊豆に何度も行きたくなる理由とは…?

ー丸山さんも浅場くんも西伊豆に何回も行っていると思うんだけど、行き続ける理由って何ですか?

丸山:そうだな、夕日が見たいからっていうのがあったけど…その他には考えなきゃいけない時間がすごくあるから。

ーと言うと?

丸山:地域事業計画をやっていて、この時期までに何をするかとか、計画性をもってそれに沿って活動の方向性は決めていくんだけど、それって難しいんだよめちゃくちゃ(笑)。西伊豆の現状を踏まえてやらなきゃいけないし、計画をたてた時と今の西伊豆って結構ガラッと状態が変わっている時があって。西伊豆町は静岡県ナンバーワンの高齢化率なのは変わらないけど、ただ私たちが活動に行ってすぐに地域課題を解決できるわけじゃないし。だけど問題に対しての策は考えなきゃいけないじゃない。
そこが面白さだと思ってる!私は考えるのが好きだから行き続けたいし、途中で投げ出す悔しさがあってここで折れたくないという気持ちもあったり。後は浅場が1年生の初めて西伊豆に行った時の活動班が同じで、その時の印象が大きくて、同期が頑張っているから私も頑張りたいなっていう思いがあって、西伊豆に行き続けています。

浅場:そうだね。1年生の時にまると同じ班でその時は俺も地域活性化初めてで、めちゃめちゃ難しいなっていうのは感じて。想像以上に考えたけどそれでも考えることは面白いなって感じて。それでもう一回行こうと思って夏に参加したらまた全然違う活動だし。そこで俺の場合大きかったのは、先輩に地域の人を紹介してもらって西伊豆町の方々と関係が作れたことかな。4年生の先輩が卒業するから関係性は作っておきな~って紹介してもらって、連絡先を交換してドンドン連絡をとるようになった。
一人でも知ってる人ができて、自分のことを認識してくれているだけで面白さって変わるし、そこから2年の春と3年の夏に当日作戦*1をやって、そこでも現地の人との調整があったり。あとは3年の春にもインターンにも行かせてもらって、そこでもまた地域の人とたくさん交流がとれて。そういうので地域の人との関わりが特に強く作れたから、いろんな話を聞けるし行ってて面白いと感じられたのが行き続けている理由かな。

―西伊豆町が第2の故郷的な?

浅場:そうそう。そんなかんじ(笑)

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西伊豆町に行った同期の方との写真 真ん中が浅場くんで左から4番目が丸山さんです


―お二人ともありがとうございます。みなさんに伝えたいことはありますか?

浅場:まずは6月29日にオンライン講座があるので来てください!今のところ春プロはどうなるかわからないんだけど、西伊豆の活動は魅力がたくさん詰まっているので、オンライン講座をきっかけに興味をもってもらえたら、一緒に活動したいですね(笑)

IVUSAとは何か?

―最後の質問です!あなたにとってIVUSAとは何ですか?

浅場:俺にとってIVUSAは「自由な場所」で、活動を通してチャンスは色々な所に転がってると思ってる。例えば役職の当日作戦も班長もそうだし、マネージャーとか色々チャンスがあるんだけど、そもそも役職をやるかやらないかの選択肢もあるんだよね。
俺は当日作戦やったり、インターン行ってみたり、この前の春はスタッフマネジャーをやるという選択肢に決めたけど、そういう選択を自由にやってきて、だからこそ気付けた面白さがあったかな。
やらない方が楽な場合はあると思うんだけど、やる選択をしたことでいろんなことを得ることが出来たから。今まで俺は先頭に立つタイプではなかったけど、日野クラブのクラブ事業の市民フェアとか学祭でリーダーを務めることができたのは、自由な部分を上手く活かしてきたからかなって。振りかえると俺も逃したチャンスはたくさんあるけど、そういうのも含めて自由な場所だなって思ってます。

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―ありがとうございます。次に丸山さんお願いします。

丸山:私にとってIVUSAは「つながりの場」かな。私はIVUSAに入って得たことが3つあって。

「自分から動く力」
「色んな人に出会えたこと」
「話す力がついたこと」

この3つがIVUSAをやって繋がりがあったからこそ得られたのかなって。私は大塚のクラブマネージャーをしていたり、そこでクラブ員や同期や先輩、あと他クラブのクラマネ・役員たち、いろんな人と知り合えていろんな価値観が見つけられた。様々な価値観の中には180度自分の考えとは違う人とかいたのね(笑)。

―うんうん、自分とは正反対の考え方をする人っているよね(笑)。

それでも私には持ってない良い面があるんだなって発見もあったし、やっぱり繋がりがあったからこそ思えたことだと思って。それはクラブマネージャーだけに限らず西伊豆の活動に対しても、私がアドミニストレーションマネージャーをやらなかったら関われなかった方や先輩に紹介してくださらなかったら繋がれなかった方は絶対にいると思うの。だから「繋ぐ」ってめちゃくちゃ大事なんだなって気づきました。
西伊豆の方の雰囲気って私たちが活動で現地に行かないと分からなかったことだし、その西伊豆の活動も先輩達がちゃんと繋げてくれて今があるので、それはいつも忘れないようにしています。「繋がり」はすごい大切なんだなってIVUSAで教えてもらいました。

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ー(伊藤)オンライン講座を5回も実施してることにまず驚いて、そんなに出来るっていうことは西伊豆が好きなんだなって、今まで行った中で得てきたものが大きいんだなって。だから実際行動に移して、このような状況でも他の人に発信できてるっていうのは、やっぱりすごいなって思いました。

―本日はありがとうございました。


編集後記:三井明花

コロナで自粛期間中に何かできないかと、自ら考え動いていたお二人にインタビューができてとてもよかったです。二人は1年生の頃から一緒に活動してきたんですね!インタビュー中もお二人の仲の良さが伝わってきました(笑) 楽しい時間をありがとうございました!

インタビュー:三井明花(跡見学園女子大学4年)伊藤さき(國學院大学2年)
編集: 三井明花(跡見学園女子大学4年)

*1:当日作戦:活動中のスケジュールや全体の動きを管理する役職