第19回目のインタビューは「長岡祭り活性化活動」リーダーの齊藤彩夏さん
夏プロシリーズ、スタートです!!!
― お先に自己紹介をお願いします。
東京板橋クラブ東京家政大学3年の齊藤彩夏です。あやぴんって呼んでもらえたら嬉しいです♪
― かわいいですね〜!よろしくお願いします。まず、IVUSAに入ったきっかけを教えて下さい。
軽い気持ちで説明会を見に行ったら、自分が想像してた以上のことをしていて圧倒されたの。その後に報告会に参加して、実際に活動に行った人の活動報告を聞いて、私と同じくらいの年なのにあそこまで真剣になれるって凄いなあ、自分もあんな風になりたいなって思って、入りました。
― これまではどんな活動に行ってきましたか?
初めて行ったのは1年生の春の山元町で、そのあとにネパールに行って、去年の2年生の夏にフェニックスとオオバナとフィリピンに行きました。(※1)
(※1)
宮城県山元町復興支援活動。
ネパール山村支援活動。
長岡祭り活性化活動(通称、フェニックス)
琵琶湖オオバナミズキンバイ除去活動。
フィリピン台風災害救援活動。
― 海外の活動にも参加していて幅広いですよね。その中で特に思い出に残っているプロジェクトはありますか?
ネパール!日本で当たり前だと思っている生活って実際全然あたりまえじゃない。もっと、ひとつひとつに感謝しなきゃいけないって気づかせてくれた。あと、現地の人は英語話せないし、わたしたちも現地の言葉話せないのに、なぜか会話出来てて(笑)、一緒に作業頑張ったり、笑い合ってた。このことが自分のなかで凄く印象に残ってる。仲間になるのって、言葉じゃなくて、笑顔とか、相手を想う気持ちなんだなっていうのを実感したかな。
― ネパールでの活動ではどんなことをしましたか?
ネパールはライフラインが整っていないから、ガスを作る為のバイオガス培養機っていう機械を設置する為の横が3m、縦が2mくらいの穴を全部人の手で掘ったよ。あと、ネパール在住の活動支援家の垣見一雅さんがネパールでの活動を始めて20周年の記念式典や、現地のホーリーっていうお祭りにも参加した!
― すごく体力が必要そうですね!!そして今回は夏プロのリーダーをされたということですが、どの活動のリーダーをしましたか?
栃尾ふるさとづくり活動の長岡祭り、通称フェニックスって呼ばれている活動のリーダーをしました。
― お~!!その活動ではどんなことをしてきましたか?
お祭りの会場準備とか誘導をしたり、向こうのスタッフとして活動しました!前日には、現地の方と一緒にお神輿を担いだり、お祭りの次の日は、現地の方との交流会に参加したりもしました!
― フェニックスの活動の魅力を教えて下さい!
「長岡まつり」や「フェニックス花火」にはそれぞれ、戦争や震災からの復興や感謝の想いが込められていて、そんな想いを形にするお手伝いができるのは魅力だと思う。募金活動をしていて、お客さんから「ありがとう」とか「頑張れ」って言われることがあるんだけど、本当に嬉しいし、募金という形でお客さんの想いも詰まって打ち上がっている花火なんだって実感出来る。ただのお客さんとして見てるだけだとわからない感動とか経験ができるはず。
― どうしてリーダーをやろうと決めたのですか?
立候補ではなくて、先輩から声をかけてもらったの。わたし元々内気で、人前で話すのとかすっごく苦手だし、リーダーには向いてないと思ってた。だけど、去年の活動で色々な経験をさせてもらって、これからもっとIVUSA頑張ろうって思うことが出来たから、今回初めて参加した人とかこれから参加したいなって思っている人の次の繋がりを作れたらいいなと思って、話を受けました。あとは、リーダーってしっかりしてるイメージだけど、わたしみたいなのがリーダーに挑戦してたら、他の人も何かに挑戦する勇気を出すきっかけになれるかなって思ったんだよね。
― ステキですね。活動を通して大変だったことはありますか?
個人的なことになるけど、みんなの前で話すのが大変だった(笑)。隊員133人の前で話すと、どうしても緊張しちゃって…。言葉は詰まるし、話はまとまらないしで、自分でも何を言ってるのかわからなくなってた(笑)。あとは、隊員に花火が綺麗ってだけではなくて、いかに長岡祭りのことを考えてもらえるかとか、お祭りの運営側として参加したからこその充実感とか達成感を得てもらうにはどうしたらいいのかっていうのを考えるのが難しかったです。
ー 難しそうですね。どんなリーダーを目指していましたか?
私はリーダーとして、隊員ひとりひとりに寄り添うこと、身近な存在でいることを目標にしてた。 でも、実際には自分はどうしたらいいのかわからなくて… 。活動初日に泣きながら先輩に相談したんだよね(笑)。そしたら、「じゃあ133人全員と喋ってみろ!」って言われました。
ー おお!!
初めは、え…133人?いけるかなって、不安だった。でも、自分が133人と話してるのを想像したらめっちゃわくわくしてきて、絶対やってやる!って思った。隊員の写名簿とか見ながら必死になったよ(笑)。沢山お話しできたわけじゃないけど、ほんの一瞬でも隊員の雰囲気を感じれたり、直接の笑顔を見れたりして、本当に嬉しかったし楽しかった。それを実現させるために周りに沢山助けてもらって迷惑もかけたけどね。でも、私がやりたいって思ったことをやれるように、一緒に全力になってくれたみんなに、本当感謝してます。
― リーダーから話しかけられたら絶対嬉しいと思います!
まさかリーダーと話せるとは思わなかったとか、リーダーと話せて嬉しいって結構言ってもらえた(笑)。けど、リーダーを遠い存在に思ってほしくなかったから。
― リーダーとして隊員にメッセージをお願いします。
コンセプトに掲げていた「扉」。みんな、開けたのではないでしょうか。でも、また新しい扉がみんなの目の前に。活動は終わっちゃったけど、フェニックス隊はこれからも続いていくと思っています。それぞれの場所で、新しい扉を開いて、一緒に次へ次へと進んでいきましょう(^o^)
― これからに期待ですね。高校生の時は何か夢中になっていたこととか、頑張っていたことはありますか?
高校生は部活―!吹奏楽部だったの。でもね、私中学は違う部活入ってて、ソフトテニス部入ってたの。
― おぉ~~!!!!(笑)
そう(笑)。だから、高校から始めたからみんなに追いつくのだけで必死だった。休みもあまりなくて、練習の毎日でした。だけど、楽しかったなあ。
― 休みの日とかは何してますか?
休みの日はひたすら寝てる!(笑) 本当に一日中寝てるの。色々どっか行きたいなあって凄く思うの。今日はあれしようこれしようって。でも気づくと寝ちゃうんだよね。
― 可愛い…。バイトは何をしてますか?
バイトはファストフードのお店で働いているよ。厳しいって言われてるけど、そんなに思ったことないかな!楽しいよ。ひたすらスマイル押し売りしてる(笑)
― 接客いいですね、されたいです(笑)。
んふふ(笑)
― すごいなあ。今までに影響を受けた人はいますか?
やっぱりネパール隊の人達。なんか特定の人ってわけではなくて、同期からも先輩からも全員から刺激をもらった。ネパール行ったときは本当にIVUSAのこと全然何にも知らなくて。実を言うと辞めるつもりでいた(笑)。だから同期が率先して活躍している姿を見た時、単純にすごいなって思った。その反面、わたしは何も知らないし、何もしてない、自分がそこにいる意味がわからなくなったりして、すごく悔しかった。だから、負けたくない、自分も頑張りたいって思って、今もIVUSA続けてる。あと、活動の最後に、当時の4年生全員からメッセージが書かれたノートを貰ったんだけど、私のこと本当によく見てくれてたのがわかって嬉しいし、読むと勇気が出るから、今では私のお守り的存在になってて、活動には絶対持って行ってるんだ。
― 将来何になりたいとかありますか?
まだ全然決まってなくて焦ってる…。でも旅行関係とか気になるなとか思って勉強したりとかはしてる。あとは、貧困国とかに携わることのできる企業とかに入れたらいいなとか思ったり…
― 大学でもそういう勉強してるんですか?
英語コミュニケーション学科なので英語圏の勉強しかしてない…アメリカとかイギリスとか
― じゃあ、もともと高校生のころから海外に興味あって大学もそれで選んでって感じですか?
そう、高校生の時はアメリカとかイギリスとかの外国に興味があったんだけど、IVUSAでネパール行ってからは英語圏ではないところにに興味がでてきたの。
― IVUSAに入って変わったことや成長したところはありますか?
一番は人と喋るようになったところかな。本当に人見知りで、人と喋るのあまり好きじゃなくて…。自分の意見を言うのなんてもっての外。そもそも、なんで、自分の思ってることを他人に教えなきゃいけないんだろう、とさえ思ってたこともある(笑)。だけど、IVUSAにいたら、嫌でも人と話さなくちゃいけない機会が沢山あるから(笑)。でも、最初は言わなくちゃいけないから話そうって思ってたはずなのに、だんだん、人と喋るのって楽しい、もっと色んなひとと喋りたい、自分の思ってることも聞いてほしいって思えるようになってきたよ。あと、自分って結構負けず嫌いだな、って思うこと多くなった(笑)
― おっきいことですねそれは。
ふふ(笑)。
― 最後の質問なんですが、あやぴんさんにとってIVUSAとは?
「挑戦できる場所」かな。一定の人だけにそうゆう機会が与えられてるわけではなくて、約2700人全員にその機会が与えられてるけど、それをどう使うかは全部自分次第だし、使えば使った分だけ挑戦できるというか。あとはもう、すごく沢山のわくわくが詰まっている場所かなって♪人も、思い出も、挑戦も、一瞬一瞬、全部がわくわくって感じ。宝箱みたいだなって思う!
― 今日はありがとうございました。
ありがとう~♪
インタビュアー、編集:渡邊茉理(神奈川大学2年)
カメラ:杉山佑希(日本大学3年)
〜編集後記〜
終始あやぴんさんワールド全開な優しい雰囲気の穏やかな取材でした。大変なことや辛いことをもポジティブに考え積極的に頑張って行こうとしてる姿勢がとても素敵でした! byまり