IVUSA TIMES

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第96回【報告会】挑戦の裏に隠された彼らの想い

第96回IVUSATIMESは、今回は6月2日に東京で開催される「東日本活動報告会」の報告会リーダーを務める東京日野クラブ中央大学3年の勝俣瑞歩さん、サブリーダを務める東京駒沢クラブ駒沢大学3年の高橋宏基さん、東京世田谷クラブ国士館大学3年の竹内美玖さんです。IVUSA最大規模のイベントである報告会の作り手となろうとしたきっかけ、そして今年の報告会に懸ける彼らの想いは何なのか?その全てがここに!

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写真:左から髙橋さん、勝俣さん、竹内さん


―自己紹介からお願いします。

東京日野クラブ中央大学3年の勝俣瑞歩です。
東京世田谷クラブ国士舘大学3年の竹内美玖です。
東京駒沢クラブ駒沢大学3年の髙橋宏基です。


―いよいよ報告会が6月2日に迫ってきましたね。今回みなさんはリーダー、サブリーダーという役職で頑張っているわけですが、どんな想いで立候補したのか聞きたいです。

(勝俣)報告会リーダーの募集の話があることを聞いて、最初自分のクラブの誰かが出ると思ってたんだけど誰もでなくて(笑)。なので日野クラブの一員として立候補して、同じクラブの後輩が外で活躍しやすい雰囲気を作りたいと思いました。自分が上の立場に就けば、後輩が挑戦しやすいのかなと思って。


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―そういう挑戦心から始まったんですね。

(勝俣)そうだね!一番規模が大きいから面白そうだなって!


―なるほど!

(竹内)私は先輩からの影響が大きいです。去年の報告会でリーダーを務めた芦田花織さんが私と同じクラブで、報告会の魅力を色々聞いたりして、こういう魅力を喋れるのかっこいいなって思いました。それを今度は私が後輩に「かっこいい」って思われる先輩になりたいなという思いで報告会のサブリーダーに挑戦しようと立候補しました。


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―自分のクラブの先輩が去年報告会のリーダーやってたっていうのは心強いしね。

(竹内)そうだね。先輩の背中をみて育ったことは結構大きいです。


―高橋君はどうですか?

(髙橋)僕には2つ理由があって、それは「クラブのため」と「自分のため」です。まずクラブのためというのは、瑞歩や美玖が言ってたのと同じように、自分が大きな舞台の上に立つことで後輩が挑戦しやすい環境ができる。それなら自分がまず挑戦しようと思いました。もう1つの自分のためっていうのは、去年の報告会が終わった時の感動が忘れられなく、もう1度味わいたいと思ったのがきっかけです。


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―みんな誰かのために挑戦した面が大きいんだね。今報告会のメンバーで事前準備を進めてると思うんだけど、3人の心境は今どんな感じかな?

(髙橋)去年は自分が直接作る側ということもあって役割が明確だったこともありますが、今年は見守ることが大事な立場ということもあって、ぶっちゃけ心配になることも…。


―立場が違うとガラリとその役割が反転するという感じだよね。

(竹内)それもあって私はみんなを信頼して任せていますね。信頼をおかないと事前準備は進まないから、結構任せちゃってるとこはあるかもしれないです。


f:id:ivusatimes:20190530114340j:plain災害趣味レーション劇の練習中の様子です。事前の積み重ねが質の高いものを作るんですね。


―信頼するということは難しいけどリーダーとして一番大事なことだよね。勝俣さんはどう?

(勝俣)私は当日が楽しみです!みんなが頑張っている姿は見ているので、心配することもあるんだけど当日まで頑張ってやりきってほしいと思うし、宏基が言ってたように一番は最後に達成感を味わってほしいです。報告会も迫ってきたけど、当日まで自分があとどれだけ成功まで持っていけるかワクワクしてます!


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―当日が迫ってくると、緊張すると同時になんかワクワクしてくるよね(笑)。緊張するけど段々わくわく感も高まるというか。

(勝俣)そうそう。当日のイメージも湧いてくるから楽しくなってくる(笑)。


―報告会には色々な内容が詰まってるけど、特に報告会でみんな伝えたい部分は何かな?

(勝俣)「IVUSAの可能性と面白さ」かな。今まさにIVUSAの歴史を刻んでいる自分達がアクションを起こすことで、社会問題にこんな風にに取り組めるんだとか、仲間が4000人もいるからこそ凄い面白いことができるんだっていうワクワク感を感じてほしい。


―IVUSAって本当に色々な挑戦の場があるよね。今の2年生や3年生でもまだIVUSAで知らないこともあると思うし。たくさんの挑戦の場があることがみんなに伝わるきっかけの場になったら良いよね!ところで、かなり前から報告会の作り手としてみんな準備してきたと思うんだけど、その中で自分が感じたやりがいや面白さを教えてほしいです。

(勝俣)最近になって感じたことなんだけど、自分が作りたいものを実際に形にもっていけるというのは面白いし、モチベーションになるよね。


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―それは全体を見渡せるポジションだからこそ分かることだよね。

(勝俣)そう、たくさんの人が動いているのが見えるのが面白い。

(竹内)そいうのは面白いよね。自分の「想い」が伝わって、こんなに来てくれているんだなって実感できるのが私は嬉しいかな。


―「想い」をたくさんの人に伝える事って実はかなり難しいと思うんだよね。それを伝える上で特に心掛けたことはあるかな?

(竹内)身の回りから伝えることかな。私から言うだけじゃなくてクラブの仲の良い友達から網状に伝えてもらった方が何倍も効果的だと思うんだよね。そうすれば、想いが繋がりやすくなるんじゃないかなって思う。


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―俺も1年生で夏のプロジェクトに初めて参加した時に、4年生のプロジェクトマネージャーさんが遠い存在に見えたからさ(笑)。 

(髙橋)確かに伝えるって本当に難しいよね。瑞歩が言ったように「自分の作りたいものを形にできる」ことはもちろん、「これだけ多くの人数をマネジメントできる」のも魅力だね。去年学祭でリーダーを務めた時に心配性のあまり色々な部門に口を出しちゃってたんだ(笑)。そのせいで、みんなが考えていたものとは少し違うものができちゃったんじゃないかと感じてて。だから今回はその経験を生かして、言うべきことは言うけれど、基本的には見守るようにしてるかな。


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ー伝えるべきことは伝えて介入は最小限に抑えながら見守る。そうなると相手が理解しているのかを把握する難しさがでてくるね。 

(髙橋)そうだね!大学が違う子に対しては直接会えない分LINEで伝えたりすることが多くてどうしても長文になっちゃった部分もあって(笑)。みんなが本当に理解しているのかを把握するにはどうすればいいのかを考えるのは大事だね。


―やっぱり直接会って伝えるのが1番かな。(笑)。

(勝俣)私の今の仕事がまさにそれ(笑)。


―伝え方に正解はないと思うから、それを追求しながら自分自身の方法を試してみるしかないよね。3人ともそれぞれで役割が違うと思うんだけど、今報告会を作っていく中で特に大変だったことって何かな?

(勝俣)やっぱり「最初の土台作り」かな。各部門は今がすごく大変だと思うけど(笑)。

(髙橋)去年の報告会と今年は目的が違うから作る内容も変化するんだよね。だから、自分達でゼロから作り上げていくことが特に大変だったかな。

(勝俣)私は「決断をすること」かな。決断しなければいけない立場なのに(笑)。今までリーダーを支えることが多かったから、いざ自分がリーダーになって、初めて決断することの難しさに気づいたかな。

(竹内)私達もみずほが決めていいよって言ってた(笑)。


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―決断って責任が伴うから難しいよね。

(竹内)そうそう。どっかで区切りをつけないと進んでいかない(笑)。私が特に大変だったのは、動員の数字の伸びが悪かった時かな(笑)。言うべきことは言って、ちゃんとみんなやってくれているはずなんだけど、本当にやってるの?って半信半疑になっちゃうんだ(笑)。


―まだ途中の段階だから、そう思う時もあるよね。

(竹内)でも終わってみると、ああ良かったってなると思うんだけど(笑)。やっぱり前日まではそう思っちゃうかな。


―人の上に立つと色々な苦労があるんだね。それでは最後に、報告会も目前ですがみんなの意気込みを最後に聞きたいです。

(勝俣)私は、「やってみよう」です。私の報告会は、IVUSAの可能性と面白さを伝える報告会にするので、報告会が終わった後に身近なことから「やってみよう」って思ってもらえるきっかけにしたいです。

(竹内)私は、「みんなの想いがここに」。私は、関東のみんなの想いを伝えられる報告会にしたいと思っています。そういう報告会にします。

(高橋)僕は、「仲間とともに感動を」です。最初にサブリーダーをやってみたいって思ったきっかけが、去年の報告会が終わった後に感動したことでそれを今年も味わいたい。そしてその感動をみんなにも共有したいです。


ーありがとうございました。


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インタビュー:澤雄太(神奈川大学3年)
カメラ:三井明花(跡見学園女子大学3年)
編集:澤雄太(神奈川大学3年)

編集後記(澤雄太)

次代を担う後輩のために挑戦を決意した3人。報告会はIVUSAの魅力を社会に伝えるのはもちろん、みんなに憧れや挑戦心を与える。チームで物事を達成するには事前の準備はもちろん、相手に信頼を置くことが必要不可欠だと感じた。今回の報告会が、社会に影響を与える契機となるとともに、来年の報告会の作り手となる人達の心にも影響を与えるものになるのだ。