IVUSA TIMES

日本最大級のボランティア学生団体IVUSAの素顔が読めるWEBマガジン

第95回【特集】〜山形からivusaへ〜齋藤昂大さん

第93回目のIVUSATIMESは、『第4回山形県日本海清掃活動』のプロジェクトマネージャーである東北公益文科大学4年齋藤昂大さんです。
「担い手への転換」
最初は山形の学生としてこの活動に参加していた齋藤さん。そこからIVUSA学生としての参加への変化。何が彼をIVUSA学生としての参加へと駆り立てたのでしょうか?今後はクラブ化の可能性もある山形を変えようと誰よりも奮闘した彼の想いがここにある!!

※時間の都合上、今回は山形県日本海清掃活動に参加した学生の皆さんから質問を募集し、その質問に齋藤さんが答えていただく形式にしました。


f:id:ivusatimes:20190325222619j:plain東北公益文科大学4年齋藤昂大さん


Q.IVUSAをどこで知りましたか?

 IVUSAを初めて知ったのは大学2年の夏。大学にIVUSAでやっている山形県日本海清掃活動*1の参加者募集の張り紙を偶然見つけたのがきっかけです。
 その時はちょうど夏休みで暇だったし、東京や大阪をはじめ全国からIVUSAの大学生がいっぱい来ると知って、色々な人と知り合える絶好の機会だと思い、その日のうちに応募しました。


Q.なぜ今回プロジェクトマネージャーに挑戦しようと思ったんですか?

 この活動のプロジェクトマネージャーをやろうと思ったのは、1次隊*2に初めて参加した時もの凄く感動したことが大きなきっかけです。隊員の出身は全国津々浦々で、山形に何の関わりもない人が多いはずなのに、「なぜこんなにも熱心に山形の事を考えてくれるんだろう」って不思議でしょうがなかったんです。
 その時強く思ったのが、「山形生まれで山形育ちの自分は地元のために何もしていなかった」ということ。そこがガツンと自分の中に響きました。「自分は故郷山形のために一体何をしているんだろう」ともう一度考え直してみて、何かしなければいけないという責任感が生まれました!それがプロジェクトマネージャーに挑戦しようとしたきっかけです。


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Q.参加するにあたり、山形の活動にどんな想いがあったのかをお聞きしたいです!

 これまで過去3回、3次隊まで活動があったけど、全て夏に行ったものです。春の時期に地元の住民の方々と一緒に清掃活動するのは今回が初めて。
 もちろん最初は不安でいっぱいでした。だけど、「自分みたいにIVUSAに参加してみて、「何かやらなきゃ!」って思ってくれる山形の大学生*3が増えると嬉しいな」というモチベーションでプロジェクトを進めていくうちに、不安がどんどん楽しみに変わっていくという感覚になってきたんです。それに、今年で大学を卒業するし、プロジェクトマネージャーとして活動できることなんて滅多にないチャンスだから、動けなくなって真っ白になる寸前まで精一杯努力しようと思いました!



f:id:ivusatimes:20190330094055j:plain写真:みんなで円陣を組んで士気上げ!この士気上げがみんなのパワーになりますね!


Q.プロジェクト幹部の方々はどんな人達ですか?

 幹部のみんなはめちゃくちゃ凄いよ〜!!本当はここで1人1人紹介したいんだけど、すごく長くなるから今回は控えますね(笑)。みんなやっぱり色々なIVUSAの活動に何回も行ってるから、まず自分とは経験値が違うなって思う。1つの物事を考えるにしても、実現可能性とか安全面等々、色々な角度から意見出せるから、「あ、この人達すごいIVUSAやん。」って思う(笑)。
 仕事もテキパキこなせて、率先して自分から動けるし、頭の回転もキレッキレなのは言うまでもないんだけど。とにかく、とにかく凄いよ(笑)。今年も「隊の成功のためにも自分達がしっかりしないと!」っていう責任感のある方々が幹部に揃ってます。


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Q.来年から山形のクラブ化が進むと聞きましたが、本当ですか?

 山形のクラブ化ね!まだ東北にクラブが無いということで、確かにみんなすごくやる気満々だよ(笑)。でも、実際どうだろう。
 今『SCOP*4』っていう山形の大学生だけで山形を変えようと活動してる後輩達がいて、そのSCOPが今すごく軌道に乗っているところなんだよね。IVUSAはもちろんSCOPでも同じように頑張って、IVUSAで学んだことをSCOPにも活かして欲しいかな!!


Q.齋藤さんはプライベートでは何をされているんですか?

 遊び人って感じだね(笑)。基本家に居たくないアウトドア人間だから、いつも外で何かやってるね。
 趣味は釣りとクルマの改造とカメラ!特に釣りは大好きだから、3時間語れって言われても全然話せます(笑)。クルマも大好きで、3日に1度は手磨きで洗車しちゃうくらい愛しています!カメラも凄いよ!色々な人を捕まえて写真撮ってる変態です(笑)。結構自信あるのでぜひインスタフォローしてください!!!(モデルさん募集中です) (笑)(笑)。


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写真:すげぇ…!大物!


Q.齋藤さんがIVUSAに入って良かったことは何ですか?

 まず友達がたくさん増えたことかな!本当に良い人達ばかりで、活動中一緒にいて勉強なることばかりです。2年生の夏に大学で張り紙を見つけていなかったら得られなかったのかもしれない。
 そして、大学生以外にも、現地・山形のカウンターパートさんや役場の方々とか様々な『大人』と関わりながら成長できたこと。関わりを持たせていただいていくうちに、応接や電話でのマナーや、柔軟なコミュニケーション力など、直接自分が成長してるって実感できますね!


f:id:ivusatimes:20190330094038j:plain写真:活動中の集合写真。色々な考えを持った人と関われるからこそ、自分の成長にも繋がれるのかもしれませんね!


編集:澤雄太(神奈川大2年)


編集後記:澤雄太

自分が変えなければならないという責任感から齋藤さんの挑戦が生まれたんだと深く実感できた記事でした。ivusaがこの先も山形だけでなく、様々な場所で活動していく中で同じ想いを持った仲間を増やしていけたら良いですね!

*1:山形県日本海清掃活動…ivusaは毎年山形県の日本海においてゴミの清掃活動を現地の方々と一緒に行なっています。詳しくはこちらの活動レポートをご覧ください。 www.ivusa.com

*2:1次隊…新しくプロジェクトが創設された第1回山形県日本海清掃活動のこと。詳しくはこちらの活動レポートをご覧ください。www.ivusa.com

*3:山形の大学生…山形県在住の学生を指します。東北地方にクラブがまだ無いIVUSAは、有志で応募された山形県の学生と一緒に清掃活動を行っています。齋藤さんもIVUSAに入る前は有志の学生として一緒に飛島を綺麗にしてきました!

*4:SCOP…SCOP:Student Carry Out Projectの頭文字をとってSCOPです!学生が地域の課題を掘り下げて、解決策を見出し、それを実行する場所があればいいないう思いから設立されました。最初に取り組んだのが海洋ごみ問題です。scop.work