IVUSA TIMES

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第134回 「自分の可能性を拡げられる場所」佐伯諒さん

第134回のIVUSATIMESは、長崎佐世保クラブ3年の佐伯諒さんです!九州唯一のクラブである佐世保クラブのクラブマネージャーを務められている佐伯さんに今の佐世保クラブについて語っていただきました!また、来年度から幹部役員として活躍される佐伯さんの意気込みにも注目です!ぜひ最後までご覧ください!


今回のメニューは、

の4本です。お楽しみに!


―自己紹介をお願いします。
長崎佐世保クラブの3年の佐伯諒です。邦ロックの音楽を聴くことが好きで、ライブにもよく行きます。

―そうなんですね!ちなみに、何のアーティストさんが好きですか?
バンドで言うと、SUPER BEAVERが好きで、去年も何回か、名古屋までライブに行きましたね。

―お!遠征して、見に行ったのですね!いいですね。
私、東京駒沢クラブ四年の伊藤です。今日は、よろしくお願いします。

1.今の佐世保クラブ

―佐伯さんは、今佐世保クラブのクラマネなんですよね。
はい。そうです。

―現在、佐世保クラブは何人で活動しているのですか。
52人です。

―佐世保クラブは、長崎県のみの大学生が集まっているんですか。
私が1年生の時は福岡大学の学生もいたのですが、30期の佐世保クラブは全員が長崎県立大学の学生でほぼ全員が佐世保市在住です。

―なるほど。長崎市内から佐世保の距離は、どれくらいなんですか。
車で一時間半ぐらいです。

―そうなんですね。結構遠いなあ。
三年前、佐世保クラブに取材させてもらったのですが、当時のクラマネから「佐世保クラブはプロジェクト経験者が少なかったけど、対馬の活動が始まったことをきっかけに、クラブ員のボランティア意識が、上がっている」という事を聞きました。三年経って、様々な変化もあったと思うんですが、今の佐世保クラブの特徴や雰囲気を教えてほしいです。

そうですね。自分がIVUSAに入った時は、コロナ禍ということもあって、他クラブとの交流も全然ありませんでしたし、去年の春プロも参加できたのが、5人程でした。でも、今年の夏から対馬や他のプロジェクトが本格的に再開したことで、今回の春プロでは対馬だけで15人程参加してくれます。その他にも、他クラブとの交流があったり、以前より積極的にクラブ会に参加してくれるようになっていて嬉しい変化を実感しています。

―それはとても嬉しいですね。


       長崎佐世保クラブの皆さん
ー佐世保クラブのクラブ事業について教えてください。
はい。事業部が3つあります。
一つは、長崎事業部です。一例を挙げると、毎年八月九日に長崎市では、手作りのキャンドルに灯をともして原爆で亡くなった方々を慰霊する「平和のともしび」というイベントが開催されているのですが、そのお手伝いをさせていただいています。また、長崎市の伝統的なお祭りがあって、そのお手伝いをさせていただくような事業部です。

―佐世保クラブは、本当に地域に密着した事業が多い印象です。ランタンフェスティバルはこれからですか。

ランタンフェスティバルは、今週末です。

―今週末!いよいよですね。
実際には、どんなお手伝いをするんですか。

そうですね、運営サポートがメインになります。今までコロナで開催されておらず、私自身一度も参加したことがないのでまだ分からないことが多いです。出身も、長崎ではないので、お祭り自体を初めて見るんです。


       ランタンフェスティバルの様子
―そうだったんですね。ランタンフェスティバルの様子は、写真で見たことがあり、行ってみたいなと思っていたので、お祭りに参加できるのが羨ましいです。頑張ってください。

―他の2つの事業部はどんなことをしているんですか。
もう一つの事業は星野事業部です。
この活動は以前、IVUSAが災害救援を行った福岡県八女市の星野村という場所で、復興した後も佐世保クラブがクラブ事業として棚田の整備や田植え、稲刈りなどのお手伝いをさせていただいています。

ーなるほど。災害救援後も星野村との交流が続いているのですね。

そうなんです。三つ目は、子ども事業部です。子ども事業は子どもの教育支援分野の活動で、佐世保市にある清風園という児童養護施設で小学生を中心に勉強を教えたり、遊んだりします。実はこの活動はコロナ禍に入ってから実施できていないんです…。佐世保クラブでは子どもの教育支援活動はこれしかやっていないので来年は是非実施したいですね。

ーそうですか、、。それは、来年実施できるといいですね。

2.変化をもたらす

―クラマネになって、挑戦したことがあれば教えてください。

挑戦というよりは、変えたことが2つあって、一つは、プロジェクトやクラブに積極的に参加する空気をつくるようにしたということです。もう一つが、クラブ会の流れを変えたことです。これまでの佐世保クラブのクラブ会は、クラマネがずっと話して、参加者が聞くというクラブ会でした。そこで、作り手を募って、クラブ会ごとのコンテンツも増やすなど色々な人に参加して貰おうという努力はしていましたね。

―凄い!今までのクラブ会は、コンテンツがないクラブ会だったんですね。
そうですね、情報共有の場のような感じでしたね。

―そうだったんですね、今までのものを変えるのは、結構大変で、労力も必要だと思うんですけど、それを変えたっていうのはすごいです。

そうですね、自分の中では結構大きい成果だと思っています。


          クラブ会の様子
―実際、変えてみて、クラブ員の反応は、どうですか。
そうですね、正直賛否両論がありますね。

―そうなんですね、、、。
これまで参加しなかった子が作り手の月には来てくれるようになったことはあったんですけど、作り手ではない普段なかなか参加できない子に対して班長さんが来るようにアプローチするのが大変だったという点がありました。

―たしかに、力のいれたクラブ会をつくっている分、参加者は一人でも多い方がいいですもんね。
そうですね。

―まだ、課題はありつつも、これからは後輩に託すという感じですかね。

はい。
―佐世保クラブの後輩にエールがあればどうぞ!
そうですね。今年は自分たちが色々クラブの課題に思っている点を変えていった年ではあります。今までの伝統や慣習に縛られずに新しい取り組みをやっていていいんだよという道を示したので、それを踏まえた上で自分たちでやりたいことをやってくれたらいいんじゃないかと思います。

―ありがとうございます!佐世保クラブの人に見て欲しいなあ。

3.新たなステップ

―幹部の選挙に出ていましたよね。LINE の演説動画を拝見させていただきました。お疲れ様でした。
ありがとうございます。

―そしておめでとうございます!では、最後に幹部役員のことについてお伺いしていきたいと思います。佐伯さんは、これから幹部役員のどのような役職に就かれるんですか?

運営部という部署に就きます。メインの仕事は、クラブのサポートになりますね。

―そうなんですね。新たに1年間、幹部役員として新しいステップでやってみようと思ったきっかけは何かあったんですか?
正直、最初から自分の中でIVUSAに幹部として貢献したいみたいな気持ちはあったわけでないんです。でも、先輩から、「やってみない?」と声を掛けていただいて、自分の力が役に立つんだったらやってみようかなと思ったのがきっかけになります。

―なるほど。先輩は、佐伯さんの幹部役員の素質を見抜いていたんですね…。それをちょっと見抜いてくれた先輩にも感謝ですし、最初やろうと思わなかったっていう気持ちにそこで切り替えられたのはすごいですね。

―何かこれまでのIVUSAの経験をどういう風に役員の仕事に還元していきたいかなど、これからの抱負があればお聞きしたいです。
やっぱり、今まで自分が佐世保クラブという他のクラブとはちょっと変わった環境でIVUSAと関わってきたので、佐世保クラブならではの独自の視点でIVUSAに貢献できることがあればいいなと思っています。


―幹部役員になると、長崎を出て、関東の方に出てくる機会は増えるんですか?
そこまで頻繁にあるわけではないですが。例えば直近だとキックオフや役員合宿とかがあったら必須で参加ということにはなりますね。

―じゃあミーティングはリモートでできる感じですかね。

はい、そうです。

―長崎からこっちに来るのは、大変ですもんね。

4.あなたにとってIVUSAとは

―最後に、あなたにとってIVUSAとは?
私にとってIVUSAは「自分の可能性を拡げられる場所」です。
IVUSAに入るまでの私は何かしたいけどしたいことがないという状態だったのですが、IVUSAではただボランティアに参加するだけでなく、活動のつくり手であったり、人やお金をマネジメントしたりと様々なことを経験できます。始めは興味がなかったことも、やっていく中で楽しくなってきたり、成長を感じられます。したいことがなかった自分に様々なことを経験する機会を与えてくれるので、IVUSAに入って良かったと思っています。大学に入って経験したことや、できた人との繋がりの多くはIVUSAに入会しなければ得ることができていませんでした。そういった意味では私にとってIVUSAは「自分の可能性を拡げられる場所」であると思っています。
これからも色々なことに挑戦して自分の可能性を拡げつつ社会とIVUSAに貢献したいと思います。

―ありがとうございます。言い残したことや宣伝したいことはありませんか?

そうですね、関東や関西のクラブの人が佐世保クラブに来ることは少ないと思うのでプロジェクト等で佐世保クラブの友達を作って是非佐世保クラブに遊びに来てください!

―ありがとうございます。
佐世保クラブに参加する人がたくさんいたら嬉しいです。ありがとうございました。

そうですね!ありがとうございます。


コロナの影響で、様々な制約がかかっている中IVUSAに入り、ここまで力を発揮しながら、IVUSAを続けていることが本当に素晴らしいなと感じました。残り1年幹部役員として新たなステップでの活躍を心から応援しています!
編集後記:伊藤さき

インタビュー・編集:伊藤さき