IVUSA TIMES

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「可能性への挑戦」南里真人さん

大変お待たせいたしました!第23回目のインタビューは事業戦略本部長、京都衣笠クラブ4年の南里真人さん。関西一、熱い男?!南里さんの熱意に注目です!!


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ー 今日はよろしくお願いします!


 よろしくお願いします!写真撮られるの恥ずかしいな。むくんでるからいい角度で撮ってや!(笑)


- わかりました(笑)では、まず簡単に自己紹介お願いします。


 事業戦略本部長をさせていただいています、京都衣笠クラブ4年の南里真人です。


ー 事業戦略本部とはいったいどんな部署なのか教えていただけますか?


 まあなかなか広い範囲の事をしていて簡単に言うと、 IVUSAが23年間やってきている様々な事業を全体的に統括しています。事業戦略本部の中には4つの部署があって、夏プロ春プロ関連の管理運営を行っている事業推進部、ロジの育成・運営をしているコアロジスティックス部、IVUSAを社会に発信していく広報部、あとファンドレイジング部っていうIVUSAがやっている様々な事業の協賛を獲得したりIVUSAっていうものの価値を社会に広めていったりする部署です。これらの4つの部署を管理・統括するのが僕の役目やねん。


ー なるほど。南里さんは4つの部署を統括しているんですね!!


 1番の仕事はそれで、もうひとつ大きな役目があるんよね。今期、力を入れているクラブごとの地域事業というものがある。その事業を開発するために各クラブと連携を図って、IVUSA全体の事業を取り仕切っているのが事業戦略本部長です。


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ー クラブをみながら本部のこともみるってなかなか大変じゃないですか?


 そうやね(笑)。今年から始まった仕組みだから、現段階で完璧にこなしているかっていうとそうじゃないけど、なんとか来期以降も同じ形が続いていくように今一番いい形を模索している状況かな。


ー 任期が始まって今まで事業戦略本部としてどんなことをしてきました?


 さっき言った4つの部署の中の1つの事業推進部に1番関わるのが多いな。夏プロや各クラブでも動き出している夢企画などの枠組みをしっかり作って夏プロのエントリーからリーダーやプロジェクト幹部の立候補から夏プロのエンディングまでの箱作りと様々な調整だったりが1番時間がかかっていると思うな。


ー 結構もりだくさんですね・・・。


 そうやね。4つの部署を抱えているのもそうだし、夢企画もあるし夏プロが終わったらすぐに春プロもあるし各クラブの地域事業や地域防災だってあるし。かなりハイスピードでてんやわんやしながらきているな。…なんかカメラで撮られているのだんだん恥ずかしくなってきた(笑)

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写真:カメラが気になる南里さん。おちゃめです。


ー お気になさらず(笑)。そもそもなぜ事業戦略本部に部長としてやろうと思ったんですか?

 幹部選挙に立候補させてもらった時はどこの部署を希望するっていうのは出していなかった。でも、もしなるなら俺は西の運営本部長になりたかった(笑)。だけど、全体のバランスを見たときに俺はそこじゃないのかなって。それで運営本部長じゃないなら事業戦略本部長はやってみたいポジションだったかなっていうのはあります。理由は公約には書いたんだけど、いまのIVUSAに足りていないところや弱点だなって思うところがいろいろあって、それを一番変えていけるポジションなのかなっていう。事業戦略本部長って。


ー 南里さんが思うIVUSAの弱点ってなんだと思いますか?


 まず本来IVUSAがどんな組織かっていうと、若者の熱意で社会問題に挑戦したり解決する、そしてゆくゆくは共生社会の実現を目指す組織やん。それが23年間続いてきて人数も増えてきている中で、全員にその意識が落とし込めてないというか、やっぱりサークル感覚になりつつあるのかなって。やっぱりクラブとか楽しいやん。遊びに出かけたり、飲みに行ったり。会員数が約3000人いるなら、実際3000人の力を使えているのかなっていうのを1番思っていて。
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写真:幹部選挙中の南里さん。


ー そう感じたきっかけとかあるんですか?


 IVUSA内で1番人数の多いクラブで、俺はそこで役員をしていた。すごい人数がいるのに、それを活かしきれてないなって。理由を考えたときに全員が同じところを目指せていないからかなって思ったんよ。IVUSA全員が同じところ目指すことによって、ちょっと話は大きくなるけど、共生社会の始まりだよね。IVUSAって事業を通して社会に挑戦していく団体なのに、プロジェクトや事業っていうのを3000人全員がちゃんと理解しきれていないのが問題かなって。


ー なるほど…。

 ちょっといっぱいしゃべっていい?(笑)。後輩と面談している感じになってきた(笑)。
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ー どうぞどうぞ!勉強になります!(笑)


 IVUSAをうまく使えよってよく先輩がいうじゃん。自分のやりたいことをやるためにIVUSAを使って還元するのがいいと思うけどな。


ー 私もIVUSAを活用できているかなって思います。あれ、なんか討論になっている(笑)。私もやりたかったことがこの企画だったので。


 それがいいんよ。3000人が全員同じことをするわけにはいかんし、それぞれの強みを生かすためには、それぞれがそれぞれの分野でIVUSAを支えることだし、そこには共通の意識がないことがだめなんよ。全員としてIVUSAのことを理解していかんと。


ー それぞれがIVUSAで個々のスキルとか能力を伸ばしていけたらいいですね。


 さらにそれをIVUSAのために使うってことがベストな形だとおもうな。

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ー 話は変わるんですけど、夏プロはどこにいきますか?(取材時は8月でした)

 熊野と九十九里とオオバナと岡山にいきます!


ー 4つも!?たくさんいきますね!最後だからですか?


 そうだね。最後だからっていうのもあるし、結構リピーター気質があって、1回行ったプロジェクトにはまた行きたくなる。あと誰かに誘われても行きたくなるし、知らぬ間に行くのがどんどん増えていくねん(笑)。4年生だから同期や後輩とやるのも最後だし、そういう意味でいろいろ行こうかなって。俺が見せていかんといけんかなって。現場が第一なんやっていうのを。事業戦略本部長1個しかいかんらしいで、より、事業戦略本部長って3つも4つもいくらしいでっていう方がいいやん。単純に活動が好きっていうのがある。おもろいからね。

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写真:夏プロの現場スタイルの南里さん。


ー じゃあ結構現場系なんですか?

 どう見える?(笑)


ー 現場系にしか見えないです(笑)


 ははは(笑)。今は当日作戦だったり現場長をするから、現場系に見えると思うんよ。現場長とかやっているし。昔は広報キャラだったからね(笑)プロジェクトではやっていなかったけど、クラブでは広報やっていた。新歓とかも広報リーダーだったからね。


ー 広報なんて意外ですね!!大学に入るまでは何かしていました?


 中学高校と野球部に入ってたよ。


ー ああ〜!好きです野球。ポジションどこですか?


 どこだと思う?


ー キャッチャーですかね。


 出た出た出た(笑)。よく居酒屋とかで出会う知らないおっちゃんには「お兄ちゃんラグビーか柔道か?」って言われる確率が8割5分。野球って言われる事はなくて、野球なんですよっていうとキャッチャーって言われる確率は9割5分。
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写真:高校時代の南里さん


ー 本当のところは?


 代打(笑)ポジションはライト。もうちょっと当時はシュッとしていたんだけどな。ちょっと中学時代の写真載せてもらお。

ー 休みの日って何をされているんですか?

 元気な時はバイクでいろんなところにいってラーメン食べに行く。そうじゃない時は、ずっとお笑いをyoutubeで見てる(笑)。もうずっと見てる。ただ笑うんじゃなくて、ひたすら感心して学んでる(笑)。


ー 南里さんはどこを目指しているんですか?(笑)


 俺は世界の人が笑顔になってくれたらいいなって思ってる(笑)。


ー はい(笑)。最後の質問になりますが、南里さんにとってIVUSAとはなんでしょうか?

 俺、これめっちゃ考えて、逆に分からんくなったんよ(笑)。公約を見直して思ったのは、“可能性への挑戦”かなって。どんなプロジェクトにいっても、何をやっても100点を出せたってことはなくて、でも今までIVUSAをやめたいって思ったことはない。それは毎回反省があるから。全然できんかったな、とか、なんでもっとできんかったんかな、あそこ妥協してしたまったな、とか。だから、それを改善したくて次はこうしようって思うから辞めたいってなったことはない。何かに挑戦するたびに、毎回自分の新しい可能性を突きつけられる。前よりはできるようになってるけど、また新たに挑戦するべきことが見つかる。

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ー なるほど…。また新たな志が見つかるんですね。

 全体でも言えると思う。IVUSAってみんな当たり前のように所属しているけど、日本一の学生ボランティア団体なわけで、ほんまに3000人が1つのことに力を注いだらどんだけのことができるかって想像したらめっちゃワクワクする。IVUSAの限界なんて俺らには想像できんところにあるんやろうな。

ー 3000人の力は計り知れないですね。今日はすごく勉強になりました。ありがとうございました。

 
インタビュアー、編集:川島宏美(日本大学3年)
カメラ:山田充(日本大学2年)


【編集後記】
噂では怖いと聞いており(南里さんすみません…笑)、心して臨んだ取材でしたが、実際に会ってお話をしてみると気さくで話しやすくおちゃめな部分も多々あり、さらにはなんて熱い方なんだろう…!と感じました。大勢の会員がそれぞれの役割を果たしていけば、IVUSAはもっと飛躍するのでは、と考えさせられたインタビューでした。

記事がご無沙汰になってしまいましたが、年末に向けガンガン投稿していきますので、ぜひ今後ともIVUSA TIMESを宜しくお願いします。
またIVUSA TIMESでは新メンバーも募集しております!!少しでもきになる方はぜひご連絡ください!(by宏美)